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【あんた、誰?】
東京都内で歌い手(専門はミュージカル)を営んでいる50前男です。時々司会・通訳もします(^^)
11月20日金曜日中目黒楽屋でライブを行います!みなさま良くご存じのスタンダードばかりを集めたプログラムです。バイオリンも共演!美味しいお料理で評判のお店に、ぜひお越し下さい!! ブログパーツ
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![]() * 久しぶりに聴いた 時間が経ってから聴くと、また新しい発見があるものだ。少し前にプリンスとマドンナの共演について触れたので、聴きなおしてみようと思い立ったのだ。 * だいたいやなぁ(by 竹村健一) 映画「ディック・トレイシー」が封切りされて以降のマドンナは、なんだか急にネタ切れしてしまった感がどうしても拭えなかった。出すシングルは、皆似たような感じのメロディで、サウンドもこれまた似たり寄ったり。それまではあんなに冒険に溢れていたのに。 今回取り上げたアルバムは、それらの退屈なアルバムの直前の最後の輝きだったと言えるかもしれない。 * 件のプリンスとの共演 前にも書いたが、何度聴いても大した曲ではない。傾向から言うと、チャカ・カーンやシーナイーストンが歌ったEternityのような雰囲気の曲だ。難解。 が、この二人の共演を企画したそれぞれのブレーンに拍手を送りたい。当時の「変わり者」の双璧をなす二人の共演である。話題にはなったね… * それよりも 僕が個人的に好きだった曲は、アルバム9曲目のKeep It Together。うちに12”があって、それに6パターンぐらいの異なったミックスが入っていたのを思い出す。同じ曲で裏表R&Bミックスとハウスミックスがある。レコード棚をひっくり返せば、まだあるかなぁ。 この曲は当時のマドンナのコンサートでのアンコールソングで、かなり盛り上がったものだ。 後は、うちの相方が時々カラオケで歌うCherishとか、ハウスミックスが楽しいExpress Yourselfとか。後者はシェップ・ぺティボーンとのコラボでいい12”ミックスが出た。好き。 ♪KOKI a/k/a 森田浩貴 ▲
by kokimix
| 2006-01-30 11:17
| 音楽
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![]() * ひょんなことから フランク・シナトラの全集が手に入ってしまったので、この際聞いてしまうことを考えた。(全CD20枚組み!) この全集は、彼が生前に録音した多くの音源を網羅している。タイトルはThe Complete Reprise Studio Recordingsで、リプライズレコードと言うワーナーブラザーズ傘下の会社で録音された全ての音源だ。 ま、すべてではないにしても、僕のようなマニアにとってはうれしいことなのだ…こんなにいっぺんに手に入ると言うことは。 * 選曲が多岐に亘っている とにかくその選曲への「貪欲」ともいえる意欲には目を見張る。とりあえず、何でも歌うのだ。男の歌も女の歌も、ジャズもポップスも、ひどい時はシャンソンやカンツォーネも。 中でも、本当に僕が驚いたのは、スティービー・ワンダーの曲を何曲か入れている点だった。You are the sunshine of my life, Isn't she lovely?など、ぜんぶ4ビートに直してあるものの、とにかくそれらは紛れもなくスティービー作曲のポップソングなのである。 もちろんミュージカルの曲にも果敢に挑戦し、成功している。結局何を歌っても「シナトラ節」なのだが、それだけで聞いているほうを納得させるのは並大抵のことではない。 * また、アレンジャーの選択も上手い どういう人を起用していたのか定かではないが、実にいやみのない(時々大スターらしい[大仰さ]は見うけられるが)さらりとしたアレンジで、いかにも「レコーディング・スター」であったシナトラにふさわしい。これは、一番最後に一緒に仕事をしたクインシー・ジョーンズにも受け継がれていく。 ![]() * 深刻ぶらないところは、見習う価値がある 前にも別ブログで書いたが、僕にとってシナトラは「音程が悪く」聞こえてしまう。単に彼のピッチ(音高)が僕の耳に対して「低い」ためだが、普通の人にとっては多分何の問題もないのだろう。ずっと聞いていると、僕自身もそう感じなくなるが、個人的にはこの[慣れ]が恐怖なので、長い時間聞かないようにしているのも事実だ。 でも、彼の貫かれた、歌に対する「リラックスさ」は見習いたい。どうしても、自分の歌は「深刻さ」をウリにしている、と個人的に思うときがある。これはこれで、時には良いのかもしれないが、こればかりでは聞いているほうは退屈だろうし、何しろ疲れる。押し付けがましいし、思わず「もうあんたがツラいのは分かったから」と言いたくもなろう…反省。 それよりも、彼のように、おおらかに高らかに歌うことの方が魅力的なのではないかと、やっと最近思えるようになって来た。 ![]() ♪KOKI a/k/a 森田浩貴 ▲
by kokimix
| 2006-01-28 11:10
| 音楽
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* しばらくはCDレビューをこちらに移します
ライブドアがあんなことになって、あそこで続ける気になれないので…ご了承ください。もし他にいい場所が見つかったら、そちらに移るかもしれませんが、今のところはとりあえずこちらで。 * 最近聞いたうちでは一番のインパクト:Controversy ![]() 僕とプリンスとの出逢いは、彼が1999というアルバムを出したあたりに遡る。その頃読んでいた雑誌に「1999を出したことによって毒気が抜けてしまった」というようなことが書いてあったのを見たのだ。 「毒気が抜けた」ってことは、それまでは毒気があったってことだよな…なんて思ってとりあえず1999を聞いてみると、その毒の強さに仰天!十分毒があるじゃん、とか思いつつ、つい買ってしまった… ![]() * 後年になって 1999は大変高い評価を得た。どの曲も完成度が高くて、シングルカットをしても耐えうる出来だったからだ。押し並べてプリンスの曲はどれもポップで、(その頃は)ヒット性が高かったので、結構気に入って繰り返し聴いていた。中でも好きだったのはLady cab driver, Little red Corvette(ジョン・クーガーによってカバー), Deliriousなどだった。 その頃は、僕は必死でまだ7”盤(いわゆるドーナツ盤)を探していて、渋谷近辺の中古レコード屋:ハンターやディスク・ユニオンなどに行き(懐!)、バラバラと一枚一枚めくりながら探したものだったが、その中にギョッとするものを発見した。 * それがこの写真 この写真は一枚前のアルバムのカバーなのだが、これを見たことがなかった若きこーきは驚いた!この写真がシングル盤のカバーに使われていたのである。 ![]() 後になってみると、これは序の口だったということになるのだが…Lovesexyなどのジャケットは、本国アメリカで修正用のステッカーを貼って(尻を隠すために)店頭に置いたらしい。 …脱ぎたがりなんだから…ん、もう。 ![]() 興味本位でこのシングル盤を買ったのだが、実際に聞いて評論家たちの言わんとしていることが理解できた。確かに、1999よりはブっ飛んでる。 * 名曲の宝庫 タイトル曲Controversyの長さにも驚いた(普通その頃の一曲はせいぜい4分半)LPには7分以上のものが入っている。タイトルのControversyとは「論争」という意味。彼が演奏する音楽で、世間に「論争」を巻き起こして欲しかったのかもしれない。 他にもメリッサ・モーガンがカバーしたDo me babyやラトーヤ・ジャクソン(マイケルの姉)がカバーしたPrivate joyなど、他のアーチストがこぞって取り上げたのもうなづける。カッコいいんだもん。 * もうこの頃にはすでに 自分のスタイルがあって、りっぱだなぁと思う。当時23歳だったそうだ。 軸がブレてないのに、新しいことに挑戦しようという意欲を持ち続けるというのは、なかなか出来ることではない。その点ではマドンナと少し似ている。実際2人がマドンナのアルバムで共演したことを聞いたときにはまた驚きだったが。(曲は大したことなかったけど) 一時期名前の件で騒がれたが(プリンスという名前を返上した)、あれは多分一時の気の迷い、と言うか「気まぐれ」だったのだろうと推測する。当時ツアーなどでかなり疲れていたらしい。もう、ツアーはしない、とか宣言してみたりとか。 とにかく改めて聴いて、感心してしまった。よく出来てる。温故知新。 ♪KOKI ▲
by kokimix
| 2006-01-24 01:24
| 音楽
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![]() * 火曜日に続いて 行ってまいりました、我がなつかしの武道館! 行ってみると、もちろんと言うべきか、30~40代のオジオバの皆様が大挙して押し寄せていたのです。 (お前もじゃ!(-_-メ)/☆(><;)!!バキ) どう考えても10代、20代の姿はみえず。 そりゃそうだ。いてもらっても困る。 今夜は「大人の武道館」なのだ。 * 相変わらずの音響で ちょっとガッカリ。でも、代々木の体育館なんかで見るより、でかいモニタースクリーンなしでもはっきりアーチスト自身が見えるというのは、やはりいいかも。(ちなみに僕らの席はアリーナ、通路後ろのやや上手) 「ぴあ」の抽選で当たって買ったチケットにしては、いい席をもらえたと思います。 この場所:武道館では過去にビリー・ジョエル、チャカ・カーン、シンディ・ローパー、アニタ・ベイカー、フィリップ・ベイリーなどのアーチストを見てきました。 懐かしいなぁ。80年代ですねん、えへん。 * 演奏は やはりサウンドで聞かせるバンドなので、テクニックは相変わらずバカみたいに上手い。でも、大御所のモーリス・ホワイトを欠いている(パーキンソン病で治療中)ので、オリジナルメンバーの弟:ヴァーディーンとラルフ・ジョンソンそしてもちろんフィリップ・ベイリーを中心にステージは進行していきます。途中から若い別のパーカッショニストがヴォーカルに加わって、フィリップやラルフの足りないパートや音域をカバーしていました。 それでなくてもあの厚いハーモニーをライブで再現するのだってかなり大変なのに。 * フィリップに同情票! フィリップのソロコンサートには以前行ったと書きましたが、その時は客入りも半分ぐらい(に見えた)でかわいそうな感じでした。ちょうどフィル・コリンズと出したEasy loverが大ヒットした後ぐらいで、個人的にはもうちょっと客が入ってもいいのではと思ったりして。 今回は八面六臂の活躍で、汗だくになって途中で衣装を変えるほどの働き振りでした。 というのも、モーリスがいない分をフィリップがほぼ全部カバーしていたからで、彼はもともとテナーなのに(言うならスーパーテナーですな)モーリスのバリトンのパートもカバーしなくてはいけなくなってしまっているのです。これは声に対する負担がとても大きいと思いました。 実際フィリップのファルセットの低い音域は息ばかりで、ちゃんと音にならない部分もありました。これは無理に押し付けるようにして低い音域で長く歌ったためだと考えられます。特に男声の場合、女性より融通が利くので(楽器が大きいから)「出来てしまう」のです。 それでも中盤で歌った名曲Reasonsの後半につなげた「虹の彼方に」が素晴らしく、最低でもハイDをヒットしていると確信しました。 あれはスゴかった…パティ・ラベルかと思っちゃった。 * ヒット曲の連発 もちろん有名なFantasy, Sing a song, Boogie wonderland, Let's goroove, Getaway, September(この曲が一番来たーッ!!ヽ(= ̄▽ ̄=)ノ)は全部クリア。加えて新アルバムから何曲かと、オープニングで6曲ほどをメドレー式に演奏するなど、飽きさせない工夫がしてありました。 After the love has goneが始まってやっと皆着席。 オジオバ全員よく頑張った! * もしかして…?? のっけから皆総立ちで…と思ったら、1、2階の皆さんは座りっぱなし。何してるんだろってくらいの静けさで、アリーナとの温度差が激しかったのが印象的でした。 ま、そりゃ立ちゃいいってもんでもないけどさ。、アーチストが期待してるんだったら、ノってあげるのが親切なんじゃないかと思うのです。観客は審査員じゃないんだから。 でなきゃ、何で来たのさって言いたくもなるってもんで。 新アルバム?もちろん買いましたよ。レビューはこちら。 http://blog.livedoor.jp/kokimix123/archives/2005-09.html よかったら読んでみて下さい。 ![]() ♪KOKI ▲
by kokimix
| 2006-01-20 23:55
| 音楽
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![]() ちょっと早めについたら、まだ人はまばらで…ちょっと肩透かし。ナタリー・コールの時やテイク6のときは超満員で、変な席しか取れなかったので、少々安心。そういえばジェームズのライバル:ピーボ・ブライソンもここで見たっけ。 * 編成は豪華 今回はアコ・ピアノは使わず、キーボードが3台/うち2台のプレーヤーがサックスとトランペットを兼任、ベース、ギター、ドラムス、そして女性バックボーカル2人と言う編成でした。 そのうちの一人:ローリー・ペリーはアメリカでお墨付きの実力派姉妹コーラスグループPerriのメンバーと言うことで、益々びっくり。(これは始まるまで知らなかった!)二人ともトゥ・トンズ・オ・ファンのような体型でこれまたビックリ。うちの相方も負けそうなくらいデカイ… ローリーに関しては、武道館でのアニタ・ベイカーのコンサートでバックを務めていたことを思い出しました。かなり前ですが。 * 本編は バンド1曲 ローリーソロ一曲 ONE HUNDRED WAYS JUST ONCE HOW DO YOU KEEP THE MUSIC PLAYING BABY COME TO ME I DON'T HAVE THE HEART SECRET GARDEN WHATEVER WE IMAGE SOMEWHERE OUT THERE YAH MO BE THERE FOR ALL WE KNOW もう、徹底的にヒット曲のオンパレードで、ほぼ全部歌える森田としては、涙チョチョギレもんでしたぁ。特に微妙にテンポやアレンジを変えて、聴いている方を飽きさせない工夫は、さすがだなぁと勉強にもなりました。 2曲目の最後でいきなり腕立て伏せにしたり、5曲目の最後でうまくお客さんをイジったりと、なかなかやってくれます。 それにしても、彼の声はブレない。ピーボの時もそう思ったけど、なにより安定しているのです。 お得意の超技巧ファルセットもたっぷり聞かせてくれたし。(これには危うく泣かされるところだった…) また、スタジオ経験が豊富だからと言うこともあるのかもしれませんが、一緒にちゃんと音響担当スタッフを連れてきて、ステージの真横に据えて、絶えずサウンドをチェックしている様子でした。(普通はサウンドコンソールは客席の後方頭上にある) また、デュエットというものがどうすればいいのかを心得ている。相手とのタイミングの見方とか口の形のそろえ方とか、ブレスの仕方とか大変参考になりました。 ま、相手もスーパー上手な人たちだから…ねぇ。 ソウルフルにアレンジしなおしたグラミー最優秀ソング賞や一人で二役やる9曲目(物まね披露)なども楽しめて、個人的には大満足のひと時でした。 *結論! まだ遅くないから、土曜日まで日本にいるので、興味がある人は行ってみては?決して¥10500は高くないですよ~ ♪KOKI ![]() ▲
by kokimix
| 2006-01-18 10:20
| 音楽
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![]() * とりあえず持ってるものは全て 手持ちのHDオーディオプレイヤーをiPodにしてから早3ヶ月目。ただいま9000曲を超える音楽が入っています。うちの子は60GB…大喰らいで。(;^_^A というのも、ただ手持ちの全て:ポップス、R&B,ミュージカル&映画音楽、ジャズ、クラシック/オペラを手当たり次第にブチ込んであるからなのですが… でも、前機種:にっくき〇ニーのHD〇ォークマンとおさらばしてホントに良かったと思ってます。あの会社に未来は無いね、はっきり言って。もう二度と買う気がしないモン。たとえ他の種類の製品だとしても…ね@おっと、心の声 * でも、これだけ色々入っていると 街中でシャッフルモードで聞いていると、歩いているときに時々ビックリしたりします。たまに、ものすごいタイミングで場にピッタリの曲が流れたりするからです。 もちろん、とんでもないのも流れてきますよ。僕のには坂本九とか尾崎紀世彦とかも入っているから…いきなり世界が「明日があるさ」になったりして…ま、元気が出ていいかも。 あまりその曲をそのタイミングで聞きたくない場合は、適当に先送りしてしまうのですが、一応気分や体調に合わせて曲をTPOにも分けてます。 たとえば、朝一番で身体がおきていないときは、ガンガンのハウスビートを流しながら早足で歩いたり、太極拳のレッスン後のユルイ心持ちのときはジャズやR&Bのミディアムテンポなど。 これって昔DJをやっていた頃のクセで、テンポや音楽性、リズムなどで音楽を分類してしまうのです。ホントはあまり良くないことなんだけど。先入観が生まれてしまうので…ね。 ♪KOKI ▲
by kokimix
| 2006-01-13 22:07
| 音楽
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* 大げさな言い草なのですが
僕にはシャンソン・カンツォーネのレパートリーがあまりありません。と言うか、一般にヨーロッパの音楽に親しみが無かったと言うのが本当でしょう(クラシックは例外)。知識としては頭の中にあるのですが、人前で歌ってみたことが少ないのです。 これは多分親の教育というのもあるのだと思いますが(責任転嫁)…様々な日本のシャンソン歌手が出てきて歌う度に、両親揃って「音程が無い」だの「センスが無い」だの「わざとらしい」だの「何を言ってるか分からない」だのと文句をつけるのを聞いて来たからかもしれません。 父親などは、その幾人かに実際に曲を提供したことがあるにもかかわらず、そんな態度だったので、「あれは通過しなくてもいいのか」と、勝手にたかをくくっていたのです。 そして自分の中でどんどん膨らんでいく「英語圏音楽」への興味も手伝って、益々ヨーロッパの音楽から離れていきました。 * さて、本題 今、本当に苦労しながらシャンソン・カンツォーネに取り組んでいる最中です。 火事で焼けてしまった/水浸しになってしまった歌本(全4巻)を買いなおし、読み直して、キーや構成も自分流に直して譜面を書き、日本語詞を覚え(これが重要)、稽古するということの繰り返しです。 読み返して思ったのですが、歌自体にはもちろん罪は無いのです。歌う方にも多分罪は無いのでしょう。ただ、少し発達するのに手間取ってしまったのです。 それに、岩谷時子先生の詞やなかにし礼さんの詞などは、それはそれはドラマに溢れていて、ちゃんと歌ったら、今でも十分通用する内容のものだと再確認できました。 そう、ちゃんと歌えば…ね。 * まだ古いものの中で探ってばかりいる段階で 歌そのものは見聞きして、知ってはいるのですが、いざ自分の声で歌うとなると別問題。のど/声帯が覚えるまでにはそれなりの経験と時間が必要です。 また、自分らしく歌えるものを探すと言う努力も必要なのでしょう。 長い間[自分はジュークボックスじゃない]というポリシーの下に、「自分の歌いたい歌を、自分らしく歌うこと」に情熱を燃やしてきたのですが、世の中そうも行かないことがあることを最近よく感じます。 最近、これは芝居において「自分の本質と違う役柄を演じる」のに似ていると気が付きました。 ましてや、これは趣味ではなく[仕事]なので、その辺を割り切らなければいけないと思います。 と言って、僕の今やろうとしていることは、まだまだ幼稚なことなのですが…ただの古い歌謡曲の延長に過ぎません。多分、真剣に勉強している方にとっては腹立たしいことでしょうね。 * などと、なんのかんの言いつつ 1月10日には、少しだけヨーロッパの歌を勉強した森田が見られると思います。 場所は新宿1丁目、厚生年金会館の靖国通りを挟んで反対側、コンビニの地下「シャンパーニュ」と言うお店です。フリードリンクでお一人様¥6000です。 共演は黒川泰子さん、嶋本秀朗さん、ピアノに尾形隆次さんというメンバーです。 ![]() ![]() この写真は黒川さんです。 もしお時間がありましたら、ぜひ冷やかしにお立ち寄りください。会場が狭いので、基本的にチケット制をとっています。ご希望の方はkokimix1@hotmail.comまでメールを下さればお取り置き致します。 もちろん、いつものショーチューン(ミュージカルの曲)も歌いますよ! どうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m ▲
by kokimix
| 2006-01-09 00:32
| 音楽
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![]() * 最初から最後まで結局のところ 「ポタージュ・ナイト」は、現代テレビ界の重鎮脚本家:内館牧子さん書下ろしの和製オリジナル・ミュージカルでした。タイトルからして、なんだか夢々しい響き(やや少女マンガっぽいかな?)なのに加えて、出演者一同がタイトルにすえられた「ポタージュ」の真意を図りかねたというのが正直なところです。 * 出演者・スタッフは豪華 主役に、その頃もうすでに始まっていた「ミス・サイゴン・スクール」で汗を流していた岸田智史(当時)さん、ヒロインに元宝塚娘役トップの春風ひとみさん、その父親役に佐々木功さん、その現地妻に諏訪マリーさん、サブに元劇団四季の堀米聰さん、元SKDの初音ひかりさんなどを迎えました。一応不肖@僕にもソロが何曲かありました。エヘヘ… 演出は、その前の僕の出演作品「ぼくのシンデレラ」で演出助手を担当していた、今をときめく吉川徹さん、振付にはミシガン大学から演劇学科の教授とその教え子4人を招聘するなど(名前を失念、ゴメン!)それなりに面白い試みだったのです。 音楽関係は作曲・監督に井上堯之さん、声楽指導に僕の師匠:北川潤さんという布陣でした。 * ストーリーは… ちょっと微妙で…しがないサラリーマンだった主人公が、小さい頃に[大リーガーになると家を出た父]のことを思い出している間に、いつの間にかニューヨークに来てしまって(このあたりからすでに謎)、今はホームレスに身をやつしている父親に再会し、父親の現地の恋人(諏訪マリーさん!@大好き!)らホームレス仲間と、主人公の恋人会社でのプレゼンに手を貸して、成功を収めると言う、大変不思議な筋書きでした。 しかも、「ポタージュ・ナイト」というタイトルの出所が、主人公カップルの発した「ほら、今夜の空はまるでポタージュみたい…」というくだりだけ。一応「ポタージュ・ナイト・セレナーデ」という不思議なミュージカルナンバーもあったのですが…う~む。一同首をひねるひねる。(・_・?) * それでも、お金だけはかかってたかも というのも、この作品はこの頃珍しかった「地方発」の芝居だったからです。主催団体はその名も「あきんどフォーラム」という滋賀県の団体でした。10日間ほどの東京公演の後に2週間かけて琵琶湖を一周する旅公演をするという、今考えたらとてものどかなスケジュールでした。 その琵琶湖一週公演というのが楽しくて、旅公演初体験の僕は、旅と言うのはこんなに楽しいものなのだと思ってしまいました。ひと公演やるたびに一日必ずお休みがあって。皆と琵琶湖で遊んだっけ…懐かしい目(^-^)。o0O もちろん、後々これが間違いであると気付く事になるのですが… * そしてその公演で ![]() 一緒になったのが、今回1月10日にお世話になる嶋本秀朗さんです。その旅では、もちろんスターさんは一人一部屋取ってもらえるのですが、主催側・公演地の都合で度々2人で部屋を分け合うこともあったので、彼とは2人部屋になったら同室になる間柄でした。 そう言えば、ずいぶんお世話になりました。その頃嶋本さんはホットドッグプレスなどの青年誌のモデルなどとしてご活躍でした。今はパリ祭やディナーショーでご活躍中です。 今回なんと、共演は15年ぶり!二人ともすっかり老けて…いや、大人になって…また感慨もひとしおですね! ♪KOKI ▲
by kokimix
| 2006-01-06 23:57
| ミュージカル
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* ずっとほったらかしだったので
ご無沙汰しておりました。CDレビューを再開したいと思います。PCが故障し、修理に¥50000もかかると言われて、仕方がないから相方の知り合いに組み立ててもらったのです。ニューマシンはすこぶる快適で、大きなハードディスクに映像をダウンロードしまくり、iPodも約9000曲を入れられることになって大満足。前のが壊れて、返って良かったかも。ちなみに費用は、ニューモニタも入れて約¥80000ぐらいですみました。 * 靖国神社 久しぶりにわが祖父の魂が眠る靖国神社へ初詣でにお参りに行きました。本当はカウントダウンのために実家に帰ったときに行ったのだけど、元日の午前零時は入場制限が出るほどの混雑であえなく帰還。その後3日目にしてリベンジを挑んだわけであります。 * うちの祖父は南国で戦死しているので 遺体がありませんでした、あったのは遺髪だけ。その遺髪も祖母の要望で靖国に奉られる事となり、今でも命日(これだけは辛うじてわかっている)には靖国に行ってお参りをする習慣です。 つまり、我が家にとっては、靖国はそこら辺の神社とは違う「機能」も「意義」もあるわけですね。 そんなことを他の人に察してくれなんてことは言いません。 が・・・ * 3日当日も ものすごい人手で、きっと小泉さんの発言とかもあって、ほぼ興味本位で押し寄せた若者がほとんどだと思うけど、それはそれはひどい有様で…ここが昔自分が穏やかに小学校~高校まで通学に利用していた通学路だと思うと、なんだか吐き気すら覚えるような惨状でした。 マナーなんてものもないし、嬌声、仮装行列のような人々の扮装…それに加えて、分別盛りの大人たちまでもが無礼な振る舞いの連続で、ほとほと嫌気が差して、お参りの直後、逃げるように神社を後にしました。 * 僕が最前列でおまいりをしていた瞬間に ある中年女性が、僕を押しのけて右側へ移動しようとしました。 僕がお参りをしている最中にですよ。 思わず口から出た言葉は「前をとおるんじゃねぇよ!!!」でした。 決して、神社の本堂で発する言葉ではないという自覚はありましたが、反射的に出てしまいました。 その後の悔しさといったら… * デリケートな問題ですが お願いだから、少しでもおまいりする気があるのなら、態度で示して欲しい。じゃなかったら、来るなと言いたい。なにか靖国に来て、他の帝釈天とか明治神宮とかと同じような「御利益」があると思って欲しくないんです。そういう神社じゃないんです、靖国は。 僕は別に自分が右翼的だとは思っていませんが、どういう気持ちで祖父が命を散らしたか、まだ見ぬ叔母を祖母の体の中に遺して逝ってしまったというその無念を思うたびに、果てしなく口惜しくなってしまうのです。 ♪ こーき ▲
by kokimix
| 2006-01-04 21:54
| 日記
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