飛んだ!ひ・こーき!@森田浩貴の思うまま


アッという間に50なっちゃった( "゚ o゚")ドーシヨ
by kokimix
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【あんた、誰?】
東京都内で歌い手(専門はミュージカル)を営んでいる50前男です。時々司会・通訳もします(^^)
11月20日金曜日中目黒楽屋でライブを行います!みなさま良くご存じのスタンダードばかりを集めたプログラムです。バイオリンも共演!美味しいお料理で評判のお店に、ぜひお越し下さい!!
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ちょっとした生みの苦しみ

* 大げさな言い草なのですが

僕にはシャンソン・カンツォーネのレパートリーがあまりありません。と言うか、一般にヨーロッパの音楽に親しみが無かったと言うのが本当でしょう(クラシックは例外)。知識としては頭の中にあるのですが、人前で歌ってみたことが少ないのです。

これは多分親の教育というのもあるのだと思いますが(責任転嫁)…様々な日本のシャンソン歌手が出てきて歌う度に、両親揃って「音程が無い」だの「センスが無い」だの「わざとらしい」だの「何を言ってるか分からない」だのと文句をつけるのを聞いて来たからかもしれません。

父親などは、その幾人かに実際に曲を提供したことがあるにもかかわらず、そんな態度だったので、「あれは通過しなくてもいいのか」と、勝手にたかをくくっていたのです。

そして自分の中でどんどん膨らんでいく「英語圏音楽」への興味も手伝って、益々ヨーロッパの音楽から離れていきました。

* さて、本題

今、本当に苦労しながらシャンソン・カンツォーネに取り組んでいる最中です。
火事で焼けてしまった/水浸しになってしまった歌本(全4巻)を買いなおし、読み直して、キーや構成も自分流に直して譜面を書き、日本語詞を覚え(これが重要)、稽古するということの繰り返しです。

読み返して思ったのですが、歌自体にはもちろん罪は無いのです。歌う方にも多分罪は無いのでしょう。ただ、少し発達するのに手間取ってしまったのです。

それに、岩谷時子先生の詞やなかにし礼さんの詞などは、それはそれはドラマに溢れていて、ちゃんと歌ったら、今でも十分通用する内容のものだと再確認できました。

そう、ちゃんと歌えば…ね。

* まだ古いものの中で探ってばかりいる段階で

歌そのものは見聞きして、知ってはいるのですが、いざ自分の声で歌うとなると別問題。のど/声帯が覚えるまでにはそれなりの経験と時間が必要です。

また、自分らしく歌えるものを探すと言う努力も必要なのでしょう。
長い間[自分はジュークボックスじゃない]というポリシーの下に、「自分の歌いたい歌を、自分らしく歌うこと」に情熱を燃やしてきたのですが、世の中そうも行かないことがあることを最近よく感じます。

最近、これは芝居において「自分の本質と違う役柄を演じる」のに似ていると気が付きました。
ましてや、これは趣味ではなく[仕事]なので、その辺を割り切らなければいけないと思います。
と言って、僕の今やろうとしていることは、まだまだ幼稚なことなのですが…ただの古い歌謡曲の延長に過ぎません。多分、真剣に勉強している方にとっては腹立たしいことでしょうね。

* などと、なんのかんの言いつつ

1月10日には、少しだけヨーロッパの歌を勉強した森田が見られると思います。
場所は新宿1丁目、厚生年金会館の靖国通りを挟んで反対側、コンビニの地下「シャンパーニュ」と言うお店です。フリードリンクでお一人様¥6000です。
共演は黒川泰子さん、嶋本秀朗さん、ピアノに尾形隆次さんというメンバーです。
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この写真は黒川さんです。
もしお時間がありましたら、ぜひ冷やかしにお立ち寄りください。会場が狭いので、基本的にチケット制をとっています。ご希望の方はkokimix1@hotmail.comまでメールを下さればお取り置き致します。
もちろん、いつものショーチューン(ミュージカルの曲)も歌いますよ!
どうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m

by kokimix | 2006-01-09 00:32 | 音楽
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