飛んだ!ひ・こーき!@森田浩貴の思うまま


アッという間に50なっちゃった( "゚ o゚")ドーシヨ
by kokimix
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【あんた、誰?】
東京都内で歌い手(専門はミュージカル)を営んでいる50前男です。時々司会・通訳もします(^^)
11月20日金曜日中目黒楽屋でライブを行います!みなさま良くご存じのスタンダードばかりを集めたプログラムです。バイオリンも共演!美味しいお料理で評判のお店に、ぜひお越し下さい!!
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声の重さの補足です

* 一部の方には

僕の意図したことが伝わっていないようなので、つい少し感情的なコメント返しをしてしまいました。見苦しくて、大変失礼しました。いつも温厚そうに見える森田だって感情的になることが、たまぁにはあるのです。

* 実はこれが言いたかった

僕の真意は、「誰だわからない人が決めた[レパートリー]や[声の質とやら]でその歌手の進路・人生などを決めてしまうのはどうなのか」ということでした。僕はそう言葉にしてしまうと、あまりに強いかと思って「匂わせたかった」のですが、徒労だったようですね。まだまだです。

* 別に今でも

その考えは変わっていません。本当に[声質]や[カテゴリー/レパートリー]を誰が、どうやって決めるのか全くの謎ですから。誰か詳しい方はおられるでしょうか、そういう協議会か何か?

コメントを書いてくださった方は「典型的な」など、そのお詳しさをうかがわせる発言を書いておられます。きっと僕に対するお答えをお持ちなのだと思いますが、いかがでしょう?

♪こーき

by kokimix | 2005-07-17 21:09 | 音楽

HDウォークマン、その後のてんまつ

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* ソニーへ怒りの電話

こーき「あのー、HDウォークマンがですね、いきなりフリーズ状態で…かくかくしかじか」
女性オペレーター「はぁはぁ、それでは少々お待ちください。」

…3分ほど経過…

オペ「大変お待たせいたしました。恐れ入りますが、ご購入頂いた販売店さんの方に持って行って頂けますでしょうか?」
こーき「…あ、そうですか…(かなりガッカリ)…あ、それとトラックエラーなんですが…」
オペ「そちらの方も販売店さんにお願いいたします」
こーき「…わかりました」

どーよ、これ?
まぁ、ね、そりゃオペレーターのおねえちゃんに何もかも理解しろとは言わないけどさ…

* 仕方がないから

新宿のさく○や家電館へ。
ちょうど店頭にいた人をつかまえて、事情を説明すると、「確認をする」といってどこかへ電話を始めた。

…待つ…3分経過…

やがて店員が来て「この商品はまだご購入から日が経っていないので、新しいのと交換させて頂きます。」

なに?!おお!!

「いまこちらにこのお色がないので、10分ほど頂けますでしょうか?近くの店から取り寄せますので。」

どーぞどーぞ。新しいのをくれるんだったら、文句はない。(確かにデータを入れなおす必要はあるが、タイ行きには少なくとも間に合う)

あ、そういえば本体の裏に、所持者の目印の「K」を消えない油性のペンで書いたっけ…何も言われないから、黙っていることにしよう。

なーんだ、結局の所、不良品だったってオチな訳ね。

* さっそく帰宅後データ入れ直し

入れ直し始めて分かったのだが、件のトラックエラーも少なく、あれは「あの機械」本体の問題だったようだ。よかったな~ワーイ!

まだすこしトラックエラーが出るが、充電は速いし、13000曲入るという話だ。

でも、誰がそんなに入れるんだろう。僕だってミュージカルの曲とかクラシックとか入れたいのはやまやまだが、これをやってしまうと本体の中の収拾が付かなくなっちゃう。

僕はいつも大抵シャッフルモードでプレイさせるのです。気分は「個人FM局」。でも、シャッフルモードが2パターンしかないので、(後はプレイリストというのを作らないといけない)それはちょっぴり面倒です。

他に、ブックマーク機能というのもあって、気に入った曲を5つのグループに分けることが出来るのですが、これは1グループ100曲までなので、厳選しなければなりません。例えば寝る前用、朝用、運動用、おしゃれ用など。

だから、今聴いている曲がこのグループに入る、と思ったら、どこでもすかさずブックマーク。全体シャッフルしているときに、これを始めるとまるでゲームのようで、時間が経つのも忘れます。(特に電車の中など最高の暇つぶし)

とにかく、ホッ。

♪こーき

by kokimix | 2005-07-17 14:39 | 音楽

とうとう買ったぞ、HDウォークマン!

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* 悩んだ末に

さく○やのポイントが結構あったので、懸案だったメモリーオーディオを買おうと思った。
iPod miniにしようか、iriverにしようか迷った挙句、結局選んだのはソニーのHDウォークマンだった
…よーし、家中のCDというCDを全部ぶち込んでやるゥ。覚悟しとけよ!(誰に言ってんだ)
色は赤。(赤ってアンタの色ねェ~>byモリーナ)

* 音楽データの入力
入力にはSonicStageを使用。(もれなく付いてくる)なかなか速く読み込みができるのが嬉しい。調子に乗ってガンガン入れてたら、しばしば「入力に失敗しました」というエラーメッセージ。出るわ出るわ、平均5枚入れるたびに3回ぐらい止められる。…なんで?

一度読み込んだら、その後は本体にダウンロード(以下DL)する。どちらかと言うとDLにより時間がとられるのが、チョッピリはがゆい。しかも、本体に繋ぐ/外すのに時間がかかる(読み込み/ファイナライズのため)どのメーカーの機械もこういうプロセスを経ているんだろうか??

いざ何もかもはずして聴いて見る。うむ、まあまあだな。
………なんだ、この間は?…あれ、止まってる。画面に「トラックエラーです」の文字。

* 冷たい電子マニュアル

どうやってこのトラックエラーとやらを解決すればいいのかと、ソフトに内臓のマニュアルを見た。それによると「一度PCにデータを戻してから、再読み込みをさせてください」とのこと。
む~めんどうだな。

再度本体だけで聴き出すと、またトラックエラー。ずいぶんな頻度での読みそこねが続く
…なんだよぉーこれ。iPodとかも同じ悩みがあるのかな?どうなんだろ。

またも、全部繋いで入れ直し。アルバム単位で読み込むことは出来るから、そんなに苦痛ではなかったが、どれが大丈夫でどれがエラーか、外して聴いてみないとわからない。(外すとまたそれなりに待たされる)
む~めんどくさいなぁ、もう!

止まるたびに、道端でもどこでも「どのアルバムがエラーなのか」をメモする始末。

* そして数日後

少しキレ気味で作業を続けるうちに5日ぐらいが経過した。

…そして、それはとうとう起こってしまった。
画面に「システムエラー032です」の文字が…。アセアセ、電源オフさえできない状態。
なに、これ?また、電子マニュアルを見る。

すると、それには「お電話でソニーカスタマーサポートにお電話頂くか、販売店にご相談ください」と書いてあるぅぅぅぅ。
ウソーッ!!!!20日からタイに持っていこうと思ってたのに!(タイに行ってきます)
結構楽しみにしてたのに!ヒドイ!
下手に販売店に持って行ったら、2週間ぐらい帰ってこないことはザラだ!

怒り爆発寸前で、その日は我慢をしたが、もちろん次の朝に電話をした、こぶしを握り締めて。(筆者はこういうときに、すぐケンカ腰になるのが悪いクセ)

…この続きは明日。

♪こーき

by kokimix | 2005-07-16 21:35 | 音楽

声の重さ

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* 声のタイプ

よく「あの人はレッジェーロだから、あの役は向いてないよね」などという会話を、オペラなどを観にいくと耳にします。…僕だけ?ま、そう言わずに。

どういう意味かと言うと「あの人は声が軽過ぎるから、あの重たい声を必要とする役には向かない」と言うことが、そのひとは言いたかったのです、多分。

この「声の重さ」に関しても、諸説分かれるところなのですが、これは自称「評論家」なる人たちが勝手に付けた称号であるがために、時々信用ならないところがあります。もちろん、納得いく分別もされていますが。(…こう書くとゴミみたい)

* 例えば

テノールを例に挙げると、前項でご紹介のパヴァロッティはテノールドラマティコ/スピント。オペラで力強いヒロイックな役柄を得意とする声質の持ち主を指します。「アイーダ」「オテロ」など。

プラシド・ドミンゴはテノール・リリコ/スピント(多分)。オペラでは、繊細で美しいメロディーを得意とし、なおかつドラマティックな響きも持ち合わせた声。各プッチーニのオペラや「愛の妙薬」など。

ホセ・カレーラスはテノール・リリコ/レッジェーロ。やはり繊細で、なお軽快で快活な響きを持つ声。各モーツァルトのオペラなど。

あくまでもこれらは[強弱]の差ではなく、[性質]の違いです。良い悪いではありません。
ドラマティコとスピントの違いはとても難しいところで、僕の自分の声が何に当てはまるのか(おそらくスピント)良くわかりません。ちなみに、スピントとはイタリア語で「押す」と言う意味。押しが強いと言う意味なんでしょうか?(ほら、森田の歌って押し付けがましいでしょう?)

* 結局のところ

と、ここまで書いてきて「どうちがうのよ!」と言う突っ込みは、ごもっとも。
僕もそう思いますが、どうしてもクラシックの世界では区分けをしたがる傾向があるので、仕方のないことのような気もします。特にオペラの役/レパートリーに対するこだわりがまだあるようです。

ミュージカルでもそうですが、最近「レパートリーシステム」と言うのがあります。
例えば、ミス・サイゴンでキムをやったことがあるから、次はレ・ミゼラブルのエポニーヌをやらせる、と言った具合です。(ミュージカルを知らない方、ごめんなさい)
見る側も期待するかもしれませんし、なにより製作者側にはいろいろ考えなくて済むのが大きな利点です。

これはどうなんでしょうね?
役あっての役者?役者あっての役?演じる方は、役を自分にひきつける(「なりきる」と言った方が分かりやすいかも)ことが多いので、どんな役が来ても多分対応はそう変わらないのでは、と思います。
基本的には、僕は自由でいいと思うのですが。その人なりの表現で。

ここで歌い手と役者の違いが出るかもしれませんね。
役者はストーリーの中の<役>を見るけど、歌い手は作品全体を<音楽>として見ますから。
結論になっていませんが。
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♪こーき

by kokimix | 2005-07-16 10:25 | 音楽

声域って誰が決めるの?

* 良くこんな質問をされます

本当に誰が決めるんでしょう?僕はいつも「その人の一番いい声が出る辺りが、自分の声域だと思って良いですよ」と答えるようにしています。

* まず、声域って何だ?

世の中で一般にソプラノ、アルト、テノール、バリトン、バスと言われる、高さによる声の分類のことです。他にも、カウンターテノールやソプラニストと呼ばれる人々もいます。

声は十人十色で、いろんな声の人がいるわけですが、僕の周りに「自分は高い声が出ないから、ソプラノじゃない」とか言う人がいます。それはある程度正解ですが、少し間違っている可能性もあります。訓練していないのに、高い音が軽々出るようだったら、僕達は練習しなくていいはずですから。こちらは僕の好きなソプラノの一人、エディタ・グルベローヴァ
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一人の人が何もかもできないのと同じで、一人の人にはひとつの<もうすでに備わった声>があります。それは訓練次第でいかようにもなると思いますが(特に高い音)、誰でも一番得意の高さがあると思います。

* 多くの日本人女性(アマチュア)の場合

自分はアルトだと思い込んでいる人が大勢いますが(プロにも)、その半分くらいはソプラノであることが多いです。日本人は身体も小さく、薄いので西洋人のような響きが作りにくいのです。例えばバイオリンとコントラバスを比べると分かりやすいと思います。楽器が小さいと、音も小さくなる可能性が高いのです。(もちろん例外はありますが)

男性も同じことが言えます。個人的な見解ですが、日本人男性の場合多くはハイ・バリトンに属する人が多いように見受けます。というのが、テノールがなかなか大変だからです。体力も技術も必要で、オペラ界でもテノールは寿命が短いと言われています。全体の割合に対して少ないので、出番が集中してしまうことが多いのです。

そのような条件から言うと、いわゆる3大テノールなんて、いったい何年歌ってきたのでしょう。…尊敬しています。ドミンゴ先生。
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* 結局の所

[その人が一番上手く聞こえる所]がその人の声域だと思っていいと思います。それを誰の判断に委ねるか…歌の先生なのか、普段聞いてくれる家族なのか、それとも自分自身なのか…それも、人さまざまですね。

ただ、自分自身で決めることにはリスクがあります。自分は冷静に自分の声を聞けないからです。(空気伝導と骨伝導による音の伝わり方の違いのため)

ためしに、自分の声をテープで録音することから始めてみてください。自己嫌悪に陥る人が多いと思いますが、参考になることうけ合いです。
♪こーき

by kokimix | 2005-07-15 12:09 | 音楽

WHISTLE REGISTER

* これはグループ名とかじゃありません、念のため

何かと言うと、とてつもなく高い音で歌う声をさして言う言葉です。日本語にはまだ多分ない…と思うのですが。あえて言えば「笛声」とでも言うのでしょうか。

マライア・キャリーが一番例としては手っ取り早いのですが、彼女のような[声]と言うよりは限りなく[音]に近いものをWHISTLEと言うわけです。
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先日WIKIPEDIAでこの記述を見つけました。世の中には、こういうことを研究している人もいるんだなぁ、と感心しつつ読んだのですが。その記事によると、一般にハイC(第7オクターブのド/多くのソプラノの最高音とされる場合が多い)より上のEより上の音をWHISTLEと呼ぶのだそうです。(分かりました?)

* 他にどんな人が挙げられるかと言うと

マライアがこの声を出すと言いましたが、一般的には他にもミニー・リパートンやラシェル・フェレル、デボラ・モーガン、シャニース・ウィルソン、デニース・ウィリアムスなどが挙げられています。男性でもアダム・ロペスと言うオーストラリア人の歌手がこれを出来ることで知られています。(へ~)

それぞれ大変高い声で歌うことが可能なのですが、それぞれの声を聞き比べると微妙に違うことが分かります。マライアの声はどちらかと言うと機械的(無機質)な感じなの対し、ミニーやその他の人のそれはもう少し人間的…というか不安定な感じがします。それくらいマライアの声は特殊なのでしょう。
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                           ミニー・リパートン
* この声の出し方

この声の出し方がなかなか難しく、僕自身も少し練習してみた時期があるのですが、上手く「ピーッ」と出ても、これでメロディーを作り、ある一定の音程を維持するのは容易なことではありません。

…僕が練習して何かメリットがあるのか、ですか?一時期レ・ミゼラブルの中のA HEART FULL OF LOVE という三重唱を一人で歌うことにチャレンジして結構ウケたので、まぁジョークの一部として。少なくともコゼットのB♭は出せました。(夢ではないわ~)

他の歌い手さんから聞いたことがあるのですが、「先生が言うには、頭蓋骨の割れ目を開く様な気持ちで(???え゛~ッ)出すんだってさ」と言うことでした。…割れ目…ねぇ。

テノールやソプラノなど高音域の歌い手は、どれだけ高い音がちゃんと出るかが存在価値になってくることが多いので、覚えてはおきたいテクニックなのですが、練習していて喉を痛めたので、それっきりやめました。どうやら[やり方]が間違っていたようです。普通のファルセットは楽なんですけどね。

♪こーき

by kokimix | 2005-07-13 11:27 | 音楽

DE-LOVELY

シアターアプルでDE-LOVELY邦題:五線譜のラブレターを観て来ました。
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* ストーリーはなかなかセンセーショナル…?

簡単に言うと、大作曲家コール・ポーターは実はゲイだったが、その妻はそれを承知で結婚し、彼をプロデュースすると共に、彼のよき理解者として人生を全うした、と言う筋書きです。(何かこう言うと、みもふたもないけど)

これは当時の封建的な風潮からすると、まさにワイドショーネタものと言えるのだけど、当事者をあっけらかんと描いているので、あまりドロドロした感じには映っていませんでした。もっと生々しくても良かったかも、と思わないでもないが、アメリカの映画レートの付け方を考えると、これくらいが妥当なんですかね。

* ケビン・クラインと言う役者

プログラムを買って、彼が自分自身で歌っていることを確認しました。生っぽい歌声だな、と思いながら見ていたら、やはり同時録音(大抵映画の場合はアフレコが多い)でした。なかなかこだわっている。ケビンの希望だったそうです。(彼は「20世紀号に乗って」「ペンザンスの海賊」でトニー賞受賞のエライ人)

一緒にジョナサン・プライス(ミス・サイゴンの初代エンジニア)が出演していて、コールの<人生という芝居>の演出をするという役どころ。僕には死神のように見えたけど。

妻のリンダは活躍中の演技派アシュレー・ジャッド。彼女の姉と母がカントリーシンガーのTHE JUDDSのメンバーだって、プログラム読むまで知りませんでした。
へ~

ちなみに、あのアイドルだったフィービー・ケイツがケビン・クラインの奥さんなんだって!
またまたへ~

* 老け方が…すごい

特殊メイクを駆使して、彼らの30代から死ぬまでを描くので、当然登場人物全てが時間経過と共に老けていきます。このメイクが出色です。若いときの顔は役者当人のそのままの顔なのですが、徐々に老化していく様が凝ったつくりでした。ちゃんとコールの最後のボーイフレンドも綺麗に老けてて。

* 音楽は…いろいろ言いたいことがあるので別ブログで。http://blog.livedoor.jp/kokimix123/

* 総評

僕の採点は、10点中7…かな。8をあげたい所なんだけど、8には届いていない感じ。キレイに出来ているけど、もう少し突っ込んだドラマが見たかった。結構表面的だったので。

♪こーき

by kokimix | 2005-07-12 22:50 | 映画

アンジョルラスとその仲間はテロリストだったか?

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* 英国での大きな事件

ロンドンでの同時多発テロのニュースを繰り返し見るうちに、そしていろいろな人々の意見なども聞くうちに、この場合一体誰が一番正しいのか判らなくなりました。

ほとんど「鶏が先か、卵が先か」の論争と同じで、つい最近のイラク戦争や911のテロなどだけを取り出してみてみると、あたかもイスラム教が邪教で、それを信じている人々全てが罪人の様な雰囲気になってしまっています。

でも、きっとイスラムの人たちも平和を望んでいるはず。

* 弱者の虚しい戦い

以前、新宿の西口で、ホームレスの段ボールの家を撤去する問題で、学生達がホームレスに抵抗して一掃されると言う事件がありました。

レ・ミゼラブルにと言うことにおける民衆運動はあの程度の運動であると僕は認識しています。少なくとも、当局に一晩で捻り潰されるほどの規模だったのですから。

大した武器もなく、大した人数もいなく、あるのは大層な理想と夢だけ。虚しい戦いだったのです。
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でも、あのお話だけを見ると[自由を求めた革命]は、とてつもなくロマンチックで、すばらしいことのように思われます。
同じように、WE WILL ROCK YOUのガリレオ君もそうだと言えるかも知れませんし、あるいは、「香港ラプソディー」の天安門事件(これは実在の出来事)のシーンも似たようなものです。後に本当の革命家/ゲリラ(テロリストとほぼ同義語)になる「エビータ」のチェ・ゲバラもそうでしょう。

* 視点を変えると

これは全く立場を変えて見た<ものの見方>ですが、我々が納得する世界に対する体制に対する反逆は「テロ」で、納得できるものは「革命」と言えなくもないような気もします。

「革命」…なんと甘い響きなのでしょう。

ここでハッキリ言っておきますが、僕は決してテロ/恐怖(terror)によって人間をコントロールすることを是としているわけではありません。
それはカルト(政治・金融・宗教など)のすることです。薄汚い「○○教」だの「○○会」だのがする行為だと考えます。

しかし、米軍の不必要な爆撃によって罪の無い民間人である家族を失ったアラブの人々の悲しみは理解できます。
極端な話、「アメリカが原爆を日本に落としたから、戦争は早く終わった」などと言う人が、まだアメリカにはゴマンといるのです。
そういうこと(どっちが悪いとか、どっちが先に手を出したとか)の清算がつかない以上(当分つかないでしょうが)この騒乱はまだまだ続きます。
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「自由を求めた革命」の「自由」の定義も宗教、文化、人種、生活様式/習慣、国、個人などによってさまざまです。
ある人にとってはこれが自由なんだ、ということも、別の人にしてみたら全然自由と感じられないと言うこともあるでしょう。

* それで、言いたかったこと

今回なんでこんなことを書いているかというと、自分で声高に「革命」を美化して来た者の一人として(仕事だったので、しょうがなかったのですが)一度これを読んでいる皆さんにも考えて頂きたいのです。
僕らは命がけで舞台上で仕事をしてきました。たとえそれが絵に描いた「革命」であったとしても。

でも、本当の革命は、僕達一人ひとりが「心の中で起こすもの」で、誰かを殺したり、傷つけることによって実現されるものではない、と僕は思うのです。

あなたはアンジョルラスが革命家だったと思いますか?それともテロリスト?
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♪こーき

by kokimix | 2005-07-11 11:07 | ミュージカル

HAIR ~ロックミュージカルと言えば~

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* 元祖!

おそらくブロードウェイで最初に成功したロックミュージカルだろうと思います。はっきり言って、すじのとったストーリー性が希薄で、むしろコンサートに近いノリの原始的な作品なのですが、当時のヒッピー/フラワーチルドレンムーブメントによって神格化されました。

* 個人的な思い入れ

冒頭のAquariusは名曲です。僕も、何度となくステージで歌ってきました。と言うのも、僕の親の話によると、僕が幼稚園に行くか行かないかという年齢の頃、一日中聴いていたというのが、このHAIRのブロードウェイ版サントラだったと言うのです。(どんなガキじゃ?)

ご存知の方も多いと思いますが、このミュージカルの歌の歌詞はかなりどぎつく、時には赤裸々な性描写や放送禁止用語なども含まれるようなものだったのです。(Sodomyなんて…アセアセ)
ま、当時の僕はそれらを理解するのには到りませんでしたが、無論。

歌うほうにしてみたら、これはなかなか簡単な歌ではありません。とにかく中盤のブリッジ部が早口で、これに着いて行くのだけでも必死です。

僕は小学生のときこの歌を、校庭の片隅にあった三角形のスペースに入り込んで、休み時間中歌っていました。それも、全部英語の歌だったので、その頃覚えた歌達は今でもちゃんと脳みそに刻まれています。

* 作品として思うのは

この後に続くROCKY HORROR SHOW, LITTLE SHOP OF HORRORS, GREASE, RENTなどは、このHAIRの成功なくしてはありえなかったと言うことが出来ると思います。(ミス・サイゴンやレ・ミゼラブルでさえも)

なかでも僕の胸にしみるのが、Easy to be hard, Good morning starshine, Where do I go, The Flesh Failures~Let the sunshine inなど。

ストーリー性が希薄だと言いましたが、希薄と言うか、最初のうちのキャラクター達の説明がちょっと長いので、本題にに入るまでが勝負かな、と。(一幕の後半でやっと本題に入るので)

映画版も舞台版も見たのですが、評判どおり両者違ったエンディングを迎えます。ここでは触れないでおきますが(言ったら観る気がしなくなるでしょ?)、僕はエンディングにだけ関して言うと、舞台版の方が好きでした。
映画版は「え~なんでそうなっちゃうの?」と思わせる展開だからです。

実はこの舞台から、沢山のスターが巣立っています。ダイアン・キートン、ドナ・サマー、メルバ・ムーア(Aquariusを始めて歌った)など。

* 日本での公演

日本でも公演されていて(2,3回)、出演者が麻薬で逮捕されたりして話題になりましたっけ。(作品と一体になろうとする努力はかうけど、方法が…ね)

あと日本で話題になることって言ったら、一幕の最後[Where do I go]で出演者全員が全裸になると言うシーン。
僕が見たときは、ベータイ(業界用語:ベージュのタイツ)やソング(Tバックみたいなの)をはいていましたね。
裸になったことより、もっとほかの事で話題にしたら?>ワイドショー

別所哲也クンが主演したパルコ劇場の公演を見に行ったことがあるのですが、日本語と英語とを無理やりミックスさせた台本/歌詞で分かりにくかった。もうちょっとやりようがあったのでは。また、英語圏の人々を舞台に役者として上げていたので、また何を言っているのかがいまいち伝わりにくい。チャレンジ精神はかうけど。

*忘れちゃいけないこと

当時の文化が窺える貴重な作品で、と言うかもうその時代に生きて、全てのことをちゃんと覚えている人々が忘れ始めているんですね。改めてイラク戦争やテロで物騒なこのご時勢に[LOVE AND PEACE]を高らかに訴えて欲しいと思います。
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♪こーき

by kokimix | 2005-07-10 10:40 | ミュージカル

WE WILL ROCK YOU

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* 東芝さんのおかげかな?
新装された新宿コマに観に行ってきました。

入ってみると、内装がまるでアレグリアのテントの中みたい…これは、企業タイアップの賜物で、そこらここらに液晶テレビの画面、パソコン、音楽プレイヤーのディスプレイがしてあり、広告花盛りといったところ。

劇場の座席などは変わらなかったと思ったけど、ロングラン公演の強みで、大幅に舞台を直してある様子でした。

びっくりしたのが、両側のオケ(バンド)ピット。僕はてっきり録音された音楽で上演するものだとばかり思っていたので、バンドが入ると分かってからは期待できると思いました。

いくら「そのうち役者は慣れる」とは言っても、<微妙な間>などは録音では対応できない場合がありますからね。だから、劇団Sの芝居には、うすっぺらな印象があるんだなぁ。(録音を使っている場合)

*ステージ
中身は、ヒット曲のオンパレードながら、上手いことこしらえたストーリーが繋がっていて、僕自身はそんなに違和感はなかったのですが、一緒に見ていた相方(アメリカ人のジョン)が「やっぱりコンサートと演劇は両立しない」と言うような意味のことを言っていたので、「ま、そりゃぁしょうがないんだよ」と諌めておきました。

僕が個人的に好きだったのはキラークイーン。歌が抜群に上手い!と言うか、いい声。と言うか、珍しい声。ほとんど男声の音域を軽々歌う(女声にとってはとてつもなく低いと言う意味です)技術がすばらしい。(「地獄へ道連れ」最高!)

ただ惜しむらくは、滅び方(?)が修まらなくて残念だったこと。ただ、テレビモニターが降りてきて、皆でWE WILL ROCK YOUを合唱するとあっけなく退治されると言うのがどうも…もったいない!

皆で合唱してストーリーを進めるやり方と言うのは、チョッピリ劇団Sの名作劇場を思い出しました。でも、[伝説の楽器]を発掘するシーンで、皆で合唱するときには「む、なんか良いなぁ」とひそかに感動してしまいました。森田って結構単純…やっぱ、クイーンってすごい。フレディもすごい、と再認識。

*許せん、征伐!
僕の隣で観ていた女二人がどうやらリピーターらしく、最初からノリノリで(悪ノリ)時には振付まで踊り始める始末。もう堪忍袋の緒が切れそう…というところで、彼女達は休憩のゴングに救われたが、2幕から相方と席を替わってもらった。

それぐらい彼女達のマナーはヒドい!!!!
音楽にノルのはかまわないが、芝居の最中にベチャクチャしゃべってんじゃねぇーッ!!!!!
殺すぞ、しまいにゃ。(まぁまぁ、落ち着いて… by 天の声)

*コマ劇場の事情
ほかのキャストもなかなか歌自慢が多く、特に主人公を反政府側に引き込むブリトニー役の男優が印象に残った。(一幕終わりで出てこなくなっちゃうけど)アンサンブルもまあまあの出来だったが、あまり踊りが揃っていないのが目に付きました。(特にユニゾンが要求されているシーン)

これには、ある可能性が考えられます。(あくまでも僕の個人的な推測)

新宿コマ劇場および東宝各社のプロダクションは、週11回の公演が一般的です。これは、外国のカンパニーでは到底[考えられない]ことなのです。

普通、どんなに頑張っても週に6~8回が限度(特に、ブロードウェイでは組合の規則で厳しく決まっている)で、それ以上公演するときは[必ず]アンダースタディを用意することになっています。

アンダーを用意すると言うことは、それだけ沢山稽古をする必要が出てくるわけで、役者も覚えることが多くなります。多分、アンサンブルの中に何人かずつ主役級の役のアンダーを受け持つ人がいて、実際アンダーが舞台に立つ機会もあるのではないかと考えます。(実際昨日主役に2番手の役者が登板した)

それに、これは全く日本側の問題なのですが、今コマ劇場でピンをはれる座長(すなわち演歌スター)がいないんですね。せいぜい氷川きよしぐらい。後の人たちは、地方の方々が頑張って、観光バスでお客さんを呼んでいる状態。もうこの状態が何年も続いているのです。

だから、多分方針変更を余儀なくされて、海外ミュージカルの招致という解決策になったのでしょう。ただ、海外作品の招致には莫大な経費がかかります。これを解決しない限り、この方法もその場しのぎで終わってしまうのではないかと言う懸念も残ります。
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♪こーき

by kokimix | 2005-07-08 11:03 | ミュージカル