• 舟を編む / 三浦しをん
    [ 2012-03-08 18:18 ]
  • 「上から目線の構造」
    [ 2011-10-30 22:21 ]
  • プリンセストヨトミ/万城目学
    [ 2011-06-08 23:53 ]
  • Never let me go / Kazuo Ishiguro
    [ 2011-06-07 22:49 ]
  • 死の教訓/ジェフリー・ディーヴァー
    [ 2010-07-25 22:29 ]
  • ハウツー本熱
    [ 2010-07-02 23:38 ]
  • 忘れないうちに
    [ 2010-06-23 00:03 ]

舟を編む / 三浦しをん

まだこの作家は、なんと35歳!そこに、とりあえず、びっくり!

全体的に、やや少女マンガチックな展開と語り口ではあるが、

すぐにでもマンガの原作になるくらい(実際、カバー中の表裏表紙には、誰だかのマンガが描かれている)

時々ヒョッとあどけなさが見えるのが、ところどころに散りばめられた「難しい/古い言い回し」

列挙はしないが、それらの言葉の登場の仕方が、やたら唐突なのだ

また、作者がきっと執筆中あるいは取材中に感動したであろう事象に

強いこだわりがあると感じる点

自分が書く時もやはりそのように他人には見えるのだろうと思うが

改めて客観的に見せられると、少し置いていかれた気分にもなる

その描写が、具体的であればあるほど…

結末がちょっと「もしドラ」と重なって見えるのは損だが、そこには目を瞑るとして

よく、辞書創りの現場を取材し、まとめてあると思う

これを機会に、辞書を手に取る女性が増えるのだろう^^;

ハッキリ言うと、この作品は、あまり男性読者には向いていないかもしれない

総じて、深みを追求するタイプの作品ではなく、あくまで娯楽作だからだが

そのうち、映画になるのもしれないね…

馬締を演じるのには、7、8年前ならトヨエツとかがいいと思うが、今なら松ケンか江口洋介(ちょっと歳くいすぎか…)

香具矢は、昔なら僕が好きな江角が適任だが、今なら柴咲コウか菅野美穂あたり

難しいのは爺さんたちかも知れないが、ま、誰かいるだろう

松尾先生に、大滝秀治なんてどうだ?

辞書を題材にとっているが、中身は青春ものと言ってもいい感じ

ただ、主人公の成長スピードが、あまりにドラスティックなので

そこに味をつけると、奥行きが出るのかもしれない

連載だったらしいから、枚数の限度とかもあって

あまり深いものは、書けなかったのかもしれないな

いや、可愛い作品ですよ~

by kokimix | 2012-03-08 18:18 | | Trackback | Comments(0)

前回、衝動買いで買ったと書いたので

読後感を、一応書く…

そもそも「目線」という言葉はないと言うが…

本来の言葉は「視線」であるべきなのだが(もともと演劇/映画用語)

これも、ちょっとしたこの本の根幹に触れる事だろうと思う

というのも、本書の論理には「コミュニケーションの欠如」が色濃く描かれているからだ

概ね、著者の持論には賛成できる

すべて、確かにおっしゃる通りですう

しかし、これは「バカの壁」などでも語れてきた共通のテーマで、

主に年長者と若年層との論理/理論のズレが大きなポイントのになっているのだが

若い人(現在30以下の人たち)に、昔のような体験をしろと今更言えないので

そもそも、そんなことは、何十年も前から言われてきた事なんだろうし…

って、

このそもそも「そもそも論」が良くないんだなあ、と

個人的に反省…

この物言いが、会話のリズムを狂わせ、論点をズラし、しかも退屈にさせているのだろうから^^;)

でも、僕はこの「そもそも論」をかなり多用してしまうから、ダメなんだなあ(´`)

やはり、余計な口出しをしたり、いらぬ一言を付け加えたり

さらに自分で良くない事だと最近特に思うのは

他人の発言に対して「理解を先取りする事」

これって、実は

「分かってあげる=文字通りの上から目線」という、とても失礼な/横柄な態度である

わかっちゃいるんだけどね…つい^^;)

恐らくこれは、こちらが分かっているかどうかは、実は関係ない

どういう風に相手/受け手に見えるか、の問題だし…

どうしても仕事柄、送り手の立場のことを中心に考えてしまうのだが

受け手の反応を気にし過ぎると言うこのスパイラルにはまると、これがまた抜けられなくなるし

さじ加減が難しい所(´`)

しかし、自分らしさって言うのもあるしなあ

ムリして私生活で今更演じても、長続きするとも思えないし^^;)

もうこの歳じゃね(^▽^)ワハハ

身の丈にあった生き方にしよーっと!ヽ(´ー`)ノ

あれ?

本の感想はどこへ…??


by kokimix | 2011-10-30 22:21 | | Trackback | Comments(2)

これも、最近電車の中で読んだ

「わたしを離さないで」と同時に買った^^;)

こちらは、打って変わっての大娯楽作!

途中から、ちょっと語り口がくどい様な気がする割には

これまた割とあっさりと決着が着くのが、ちょっともったいないような気もするけど

そこに行くまでに、さんざぱらやらかしてくれるので(^-^)d

しかも、中世の日本の歴史を織り交ぜながら(ファンタジー含め)

イカニモ現代の問題とかも持ち出して、

最後は、普遍的なテーマで締めるあたりは

映画化をはなから狙ってた感があるなあ(´`)

いや、でも夢かなってよかったじゃないっ!

ちょっとこれの舞台化はムリかな^^;)

個人的には、大輔ガンバレとか色々思っちゃったけど

映画化にあたってのキャスティング^^;)

男性と女性をひっくりかえしたのねん@会計検査院調査官

ま、はるかがボケというのは、合ってるかも

逆に、岡田将生がゲーンズブールになっちゃうと、ラストがちょとツライ…かな

女性が言うから引き立つ台詞運びなんだよね…

まあ、それは読めば、納得してもらえるでしょう


…色々大人の事情だったのか…な?



by kokimix | 2011-06-08 23:53 | | Trackback | Comments(0)

この人の本は、恥ずかしながら初めて読んだ@日本語でね

日本語のタイトル「わたしを離さないで」

イギリス/世界的には有名な方だそうで^^;)

「日の名残り」というタイトルだけ知らなかった

(映画になって、初めて知ったんだけど、いずれにしても)

以前に映画館での予告編で見た同名映画にちょっと興味魅かれて…

読後感としては…正直、イギリスの話だなあと言う感じ

ドラマでも映画でもそうなんだけど

イギリス製の作品て、アメリカのそれに比べて、ちょっとじらせ好き^^;)

ぶっちゃけ、タルいっちゃタルい

でも、取り上げた題材は、なんとなくリアルな近未来で

カテゴリー的にはSFと言えなくもない…医学SF?

映画にすると、すぐばれちゃう様なことが、本だとうまくじらせるので

その分、映画より先に読んでよかったかな

ってわけで、多分映画は観ないだろう(少なくとも、映画館では…)

ネタバレになっちゃうんで、あまり書きたくないけど

秘密秘密って連呼している割には、割とアッサリ読者に分かっちゃうあたりがイギリス製なのかな

別に無理やり騙してくれなくてもいいんだけど

僕は、違う結末を予想していたので(もっとグログロしい感じで^^;)

ちょっと薄味に感じた

でも、それもやっぱり

多分、イギリス風味なんだろうねえ

それより、たっぷり行間を読んでくれよという作者の意気込みは伝わるけど…

by kokimix | 2011-06-07 22:49 | | Trackback | Comments(1)

という小説を読み終わった

書いたのは「ボーン・コレクター」を書いたジェフリー・ディーヴァーというアメリカ人作家で

これは、デンゼルワシントンとアンジェリーナジョリーで映画化もされた(一応前にそれも観た)

この「死の教訓」は、それに負けず劣らずの

映画化を意識した(んじゃないかと思われる)書き方になってる

例えば、しばらくの間、主語が誰だか分からないように書くとか

具体的には、映像になったら、その人物の目線でアングルが動くような…

あるいは、主語を別の名前で動かしておいて

その名前が、実はもう既に登場している他の人物だったり…とか

僕にとって、ちょっと煩わしかったのは

似たような名前の登場人物が多過ぎること

パーカーとクーパーとか、フィリップ・ハルバーンとチャーリー・マホーニーとか

ビル(主人公)とサムとトムが入り乱れちゃったりとか

まあ、でも風呂の中で途切れ途切れに読んでるからかも知れないけど(´`)

最後に「はあ?」というシーンが出てくるのだが

納得できなくもない…けど、ちょっと要らないエピソードかなあ

登場人物が多い作品としては、前回読んだ「死せるもののすべてに」の方が

ちょっとおどろおどろしくて、個人的には面白かった…かな

でも

これらの本は、自分で買ったものじゃない

実は、

実家の母親から送られてくるもので

彼女は、こうした類いの本が若い時から好きなのだ…

by kokimix | 2010-07-25 22:29 | | Trackback | Comments(0)

時々、訪れる局所的な本熱

だけど、

今日買った2冊の本は、必要に迫られて買ったもので

読みてえ〜っって買ったものでは、ない

2冊の本は

「プレゼン手引き本」なのだ

僕は、この20年間、人の前に立って仕事をしてきた…つもり

だから、最近あまり人前で緊張しなくなって、逆に困るくらい

話すのは、得意…というか、好きだと思う

でも、時々何が自分でも言いたかったのか見失うことや

話そのものを本当に落としたいところに落とせなかったりして^^;)

今日買った本で、そういうトラブルが全部解決できるとは思わないけど

(僕は、原稿を用意しても、あまりその通りに喋らないことが多いし^^;)

だからと言って、全く原稿がないと、とお〜い彼方へ話が飛んで行く可能性もあるからだけど)

でも、やっぱり

何を話すか、

何を言わなきゃいけないのか、

何を分かってもらわなきゃいけないのかを

ちゃんと自分でまず分析することが必要だと言うことは確認できた

でも、ちょっとまだデータ(クライアントの)が足りないな〜

で、

プレゼンなんて

44年生きてきて

はじめてですからあっ!!!!@not 会社員(;´Д`)

by kokimix | 2010-07-02 23:38 | | Trackback | Comments(0)

読了@死せるもののすべてに

僕より年下の1968年生まれのアイルランド人が書いた猟奇ミステリー

講談社文庫がいかにも好きそうな、ちょっとアメリカ映画のような雰囲気の話で

舞台もアメリカ東海岸(NYとかニュージャージーあたり)と

後半は南部のミシシッピー

自分の妻子を無残に殺され

その心の傷が癒えぬ間に、殺人の捜査をする羽目になる

元警察捜査官、現私立探偵の話だが

意外と、ハードボイルドで

音楽と詩が奇妙に絡み合う不思議な作品だった

でも、詳細まで「この殺しがどれくらい凄惨だったか」を事細かに記述するやり方は

一風、どこかホラー小説のようでもあり

もしかしたら、映画化されているかも知れない

日本版の本は、上下刊なので、後半の下巻を読んで行くうちに

段々犯人はおぼろげながら分かっては来るのだが

これだけ長い小説だと、みんな同じように聞こえる登場人物の羅列だと

巻頭の「登場人物表」を絶えず見てないと、訳が分かんなくなるのと

ちょっとひとつひとつのディテールに富んだ表現が、少々テンポを悪くさせているのにも拘わらず

ココ大事でしょ。と思うところで、急に説明^^;)が簡単になる辺りが…どうなんだろう

これって、イギリス映画とかで良く出くわすジレンマと言うか(´`)

ま、いいんだけど

by kokimix | 2010-06-23 00:03 | | Trackback | Comments(0)