飛んだ!ひ・こーき!@森田浩貴の思うまま


アッという間に50なっちゃった( "゚ o゚")ドーシヨ
by kokimix
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【あんた、誰?】
東京都内で歌い手(専門はミュージカル)を営んでいる50前男です。時々司会・通訳もします(^^)
11月20日金曜日中目黒楽屋でライブを行います!みなさま良くご存じのスタンダードばかりを集めたプログラムです。バイオリンも共演!美味しいお料理で評判のお店に、ぜひお越し下さい!!
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家族旅行 <熊本~長崎>1

* まず、熊本へ

おとといから熊本の天草と長崎の諫早周辺を両親と旅した。

今回も前回同様、無くなった祖母の弔いが主な目的だったが、それに加えてかなり長い間会っていなかった母の従兄弟夫婦という人たちにも再会できた。

僕はその人々に大昔会ったことがあるらしい(あまりに昔なので記憶が定かではない)のだが、父は全く初対面。なんでも祖母が教師の職を定年で辞めた時に一緒に行ったのだと言う。

天草はなかなか広い島で、僕らは熊本側から渡ったのだが、高速フェリーと言うネーミングの船を使っても、なんだかんだで3時間近くかかってしまった。まず熊本空港から熊本港がえらく遠く…
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メインポートの本渡港というところから更に1時間ほど車で行った先にその晩の宿があった。その名も「石山離宮 -五足のくつ-」。http://www.rikyu5.jp/

* 石山離宮 -五足のくつ-

この名前は明治40年、与謝野鉄幹、北原白秋ら5人の詩人が天草を訪れ「五足の靴」と呼ばれる紀行文を記したことに由来するそうで。地元の人にとっては、この事実はなかなか自慢の種だと言う。

この宿自体も新しいながら、テレビや雑誌への露出も多く、有名な高級旅館だそうな。我々が泊まったのはヴィラCと言うセクション(またヴィラАとBは違う場所にある)ものすごい崖のような斜面を、器用に車を走らせるスタッフの案内の下、着いた宿はアジアンテイストの強いちょっとした異国のロッジホテル。丘の途中に建っているようなロケーションで、着いた時刻が良かったのか、ちょうどテラスから日没が見えた。眼下の海と相まって、壮大な景色。
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「今の今まで曇ってお日様が見えなかったんですけど、お客様がご到着になった瞬間にパァッと晴れて、ちょうどきれいな夕日がごらん頂けますよ」と、フロントのチーフらしい若い女性スタッフ。

そこで一服ジャスミンティーを頂きながら宿帳にサインをし、いざ部屋へ。部屋へはエレベーターで2階へ上がる。父「わ~面倒くさいなぁ。脚が弱いから、遠い部屋はツライよ…」数ある中でも一番の奥に位置する部屋に泊まることになり、しかもクネクネと曲がり道が連なるその先に部屋はあった。
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瀟洒なロッジといったイメージの外装だが、中はマレーシアかタイの高級別荘と言った趣き。大きなキングサイズのダブルベッドが2つと、大きめのソファーベッドがやたら大きい液晶テレビの前に鎮座し、その傍らにカバが2匹水面から顔を出したところをモチーフにしたガラスのテーブルと2客の椅子。その奥には洗面台・トイレと内風呂。そこから繋がるバルコニーのような庭にポツンとある寝椅子と正方形のコンパクトな露天風呂。ちなみに、部屋の内側からは全部丸見えだ。(ブラインドは降ろせる)
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ベッドサイドにはCDプレイヤーとジョセフィン・ベイカーのCD、テレビにはDVDプレイヤーが接続してあって、階下のフロントから(図書館・バーも兼ねている)ソフトを借りてくることも出来る。

母が洗面所に生けてあった花を見て気に入り、フロントに「このお花はどこでお買い求めになりますの?」と電話で問い合わせ。明日の墓参りに持参したいとのこと。

大抵旅館の食事と言うものは時間指定で用意してもらうことが多いが、ここは6~9時までならいつでも来て構わないと言う。

* Dinner

そこそこ腹も減っていたので、7時に階下の食事処へ。入ってみると天主堂をイメージした白い壁と高い天井に囲まれた、これまたかなり不思議な空間。地味目のシャンデリアが雰囲気を演出する。
「キリエ(グレゴリオ聖歌の一つ)でも歌えそうだな」と父。
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はこばれてきた料理はどれもファンシーな感じの創作懐石で、一つ一つうやうやしい。運んで来るスタッフの説明もいちいちうやうやしい。よく言えばかなりトレーニングしてあるのだ。(バスガイドを一瞬思い出したが)なんでも、宿のスタッフは全員天草出身者を採用しているのだとか。

梅酒の食前酒の後、地元の烏賊の石焼を天然塩で頂くと言う趣向はなかなかワイルドで良かった。
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次に、先付に出てきた鯖の棒寿司と季節の野菜の炊き合わせ色々。入っていた銀杏に「あ、これ火が通ってない!」と、いつもの母のチェックが入る。確かに口の中でシャリシャリする。銀杏は生だと胃腸によろしくないので、早速次のお膳を運んできたスタッフにコメント。何か言わなければ気が済まない性質はこの人から受け継いだらしい。恐るべしDNA。

また残念だったのは、先付のお重に入っていたほぼ全てのものが炭水化物だった点・棒寿司2ヶ、銀杏、紅葉麩、栗、小芋田楽など。これではメインに行く前に満足してしまう。

次は伊勢海老の真薯(しんじょ)柚子風味。続いてお造り(烏賊とかんぱちと鯛:この辺の鯛はつとに有名)、そして鰆の舟昆布焼き。これは今ひとつだった。鰆を昆布を船に見立てた形に整えて焼いてある一品なのだが、鰆が少々ポソポソしており(もともとそういう感じの魚にしても)、少し遺してしまった。

次が一同ビックリだったのだが、大きいナスの中をくりぬき、そのくりぬいたボール状の中身は揚げ、エビやキノコ、青物などとあんかけを作り、ナスの器に地元特産の「大王」と言う地鶏のソテーを敷いて、あんかけを「ふんだんに」かけた一品。

味が全体的に濃すぎ、あんかけの料もナスのサイズも大きすぎ。皆で少々ゲンナリ。「おれ、これいらねーや、食べきらん」と父。

その後小鯛のパン粉焼きが続いたが、ひと塩して軽く干してから処理したらしく、ちょっと硬かった。別に不味くはないけど、味の濃いあんかけナスの後にまたしょっぱい魚料理だと、メリハリがない気がする。
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鍋物として、先の大王を使った大仰な蒸し鍋が出てきたが、大きな土鍋の底に焼いた石が置いてあり、その周り・上に葱や大王のもも部分の肉を入れて、出汁を注ぎ急速に加熱して、ワイルドさを再び狙おうと言う趣向らしい…が、その肝心の大王がカ・タ・イ!いくら地鶏とはいえ、髪蹴れないほど硬いのはいかがなものか?先日の比内鶏偽装事件がつい頭をよぎってしまう。味付けもまたまた醤油からい。出汁そのものは別に不味くないけど、その後を食べる気がしない。僕は何となく悪いような気がして1本ももを食べたが両親はゼロ。僕も2本目をよそったが、食べられなかった。
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感触として、板前がちゃんと各方面の料理を体験しないまま厨房に入ってしまったような気がする。ハッキリ言って勉強不足だ。食後家族で批評大会になってしまったのだが、スタッフが「味はいかがでしたか?」の質問に父がすかさず「サービス過剰」の一言を発した。
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つまり体裁ばかりに気を取られて、手を加えなければ料理じゃないと言うような思い込みの囚われているような気がしたのだ。もう、その素材には味が付いているから、そこに人工的な工夫は必要ない。それが食べたかったと言うことが父は言いたかったらしい。

う~これで予約殺到の人気旅館、おまけに値段表を見たら「ゲッ!!」
どうなのかねぇ、温泉グルメ。

by kokimix | 2007-11-04 12:02
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