飛んだ!ひ・こーき!@森田浩貴の思うまま


アッという間に50なっちゃった( "゚ o゚")ドーシヨ
by kokimix
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【あんた、誰?】
東京都内で歌い手(専門はミュージカル)を営んでいる50前男です。時々司会・通訳もします(^^)
11月20日金曜日中目黒楽屋でライブを行います!みなさま良くご存じのスタンダードばかりを集めたプログラムです。バイオリンも共演!美味しいお料理で評判のお店に、ぜひお越し下さい!!
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Donna Summer

Deniece Williams

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Wandererの不成功(失敗とはあえて言わない)から、満を持して作られた大イベント的作品。

って、最初「え~ちょっとやりすぎ」と思ったのは事実。プロデュースにクインシー・ジョーンズを向かえ(この時点で???だったが)、参加ミュージシャンの豪華なこと!一般に「豪華なミュージシャンが参加した」とは言っても、結局あまり知られていないが、実力のある人たちという場合が多いのに対し、この作品は本当に有名人を使い倒した。

一曲目のLove Is In Control(Finger On THe Trigger)~恋の魔法使いは、今聞くとよくできてるんだなぁ、これが。計算されてる。初めて聴いた時「パっとしない印象」だっとのに。その後、シーナ・イーストンがカバーしているのを聴いてなおそう思った。(シーナのバージョンは悪くないが、歌唱が幼稚な印象)

2曲目、Mystery Of Loveでは、明記されてはいないが、当時売り出し中のジェームズ・イングラムとほぼデュエット状態。ムードがあっていい。

4曲目のState Of Independence、この曲に大量の予算と手間をかけている。作曲は映画「炎のランナー」のテーマ曲でアカデミー賞受賞したヴァンゲリス、バックコーラスにもう書きたくないぐらいの有名人を配し、大プロジェクトとなった。一応シングルカットもされ、後に沢山のヨーロッパのリミキサーよってリミックスが発表されたが、いずれも世界的な大ヒットには結びついていない。簡単に言うと、We are the worldの二番煎じのようになってしまった。この曲はもっとアーティスティックなのだけど。

筆者が好きなのは6曲目Protection。なんと思いもつかないブルース・スプリングスティーンとのコラボレーション。たしかにドナはロックシンガーとして評価されているが、この曲はしっかりロックしているし、グルーブもある。曲最後でブルースの野太いバックコーラスも聞こえる。この曲で青春燃やしたぜ!Yeah!

アルバム最後のLush Life(いままでドナがやってこなかったスタンダード・ジャズ)も聴けるなど、嫌というほど盛りだくさんで、少しまとまりには欠けるが、大エンターテイメントであることは間違いない。

もともと筆者にとってのドナ・サマーはミュンヘンサウンド(彼女はアメリカ人、ジョルジオ・モロダーはイタリア人なのに??)の旗手で、米国へ逆輸入されたアウトロー的/アバンギャルドな存在だという認識が会ったので、本作のようにもろコマーシャル狙いの作風だと、古いファンなどはひいたかもしれない。その前に発表したベスト版On the radioとかLive & Moreなどセールスを意識したものはあるが、もともと彼女はサブカルチャー(ゲイ)の支持を得て、のし上がってきている。

アンチゲイ的な彼女の発言が、見事にその後のゲイ離れを誘発し、パッタリとレコードセールスが止まる時期が来る。(その後彼女は「情熱物語」をヒットさせるが)これにはアメリカそのものの「時代」も勿論あるが、超保守の風が吹き荒れる現在の状況では、ディスコ復活はアメリカでは難しい。

一方この動きに注目しているのがヨーロッパのマーケットだ。ドナのAnother place and timeのプロデュースチームPWL(バナナラマ、リック・アストリー、シニータ、カイリーミノーグなど)ももともとイギリス発信だし、ダイアナ・ロスのChain reactionがイギリスでNo.1を獲得したことを思うと、新しいメロディアスR&Bはヨーロッパから発信される可能性が高いと見ている。

♪こーき

by kokimix | 2005-05-20 11:57 | 音楽
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