飛んだ!ひ・こーき!@森田浩貴の思うまま


アッという間に50なっちゃった( "゚ o゚")ドーシヨ
by kokimix
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【あんた、誰?】
東京都内で歌い手(専門はミュージカル)を営んでいる50前男です。時々司会・通訳もします(^^)
11月20日金曜日中目黒楽屋でライブを行います!みなさま良くご存じのスタンダードばかりを集めたプログラムです。バイオリンも共演!美味しいお料理で評判のお店に、ぜひお越し下さい!!
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アメリカ旅行記 2006 第二部 ボストン~ナンタケット編 4

* ボストンは歴史ある街

いわゆる『ニューイングランド』の中心地で、建国の街としても有名だ。アメリカ人なら誰でも知っている事実。実は僕はこの辺の知識にうとくて、今回の旅行でずいぶん勉強した。
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* ベンジャミン・フランクリンはナンタケット出身、ボストン育ち

ボストンにはたくさんの劇場がある。そのひとつでかかっていたミュージカルに「1776」という地味な作品がある。日本では、おそらく、絶対に上演されないであろう作品だ。これは、アメリカの独立宣言を作成した3人の人物:ジョン・アダムズ、トーマス・ジェファーソン、ベンジャミン・フランクリンの宣言に対する熱意と苦悩を中心に描いたもの。
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フランクリンは、日本人にとって雷から電気を発見した人としての方が有名だ。学校でもそう習った。しかし、本国では政治家・思想化としての存在の方がはるかに大きいのだ。100ドル紙幣にも肖像が使われているくらいだしね。
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アメリカの歴史に「全く」関係ない日本人にはどうでもいい話なのだが、ミュージカルとしてとてもよく出来ている。学校公演などでやると、ウケると聞く。

日本で言ったら、明治維新のミュージカルのようなものだが、明治維新のミュージカルなんていかにもつまらなそう…

* 劇場はそれこそたくさん市内に点在している

ちょっと調べただけでも、50以上はある。僕らが「1776」を見た劇場は、Lyric Stage Company of Boston という場所。キャパは500ぐらいだろうか。
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この公演のときは客席を「コ」の字型にしてあって、客席から空いたスペース(アクティングエリア)を見下ろす形だった。下手の上部に小さなバルコニー型の別のアクティングエリアがあって、そこでも芝居は行われる。客から見下ろされている上、マイク無し、生演奏というかなり過酷な条件での上演なのだが、そこは底辺の広いアメリカ演劇界。みんな平気でやっちゃうんだな、これが。

* ミュージカル史に残る珍しい作品

劇中には男性が登場し(政治家とその従者たち)、女性はたったの二人のみ。だが、とてもおいしい扱いをされている。アダムスの妻:マアビゲイルとジェファーソンの妻:マーサのみ。

本来は長くて(3時間半休憩無し)つまらないという話だったが、今回は万人向けに、ちゃんと休憩があったので、それほど退屈はしなかった。

僕が見た回では、特にマーサ役の女優と、ジェファーソン役が印象に残った。
そして作品の中でほぼ悪役に等しい扱いを受けかねないサウス・カロライナ州知事のジョン・ルトレッジが最後まで「奴隷(黒人の意)を解放する」という一文がある限り署名をしないと断言し、これが後の南北戦争へと続かせる展開にはなるほどと思った。(作品そのものは独立憲章採択で幕を閉じる)

* 一緒に観劇をしたのは

ジニーと東京に以前来てくれた相方の同僚の幼馴染のトム、それとジェイソンとグレッグ、相方と僕の5人。ジニーは予定があるからと、観劇後帰ってしまったが、残った男連中で、街でもかなり有名なイタリア料理屋「マッジアーノ」へ夕食を食べに行った。
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途中道すがら、古い、しかし美しい教会。
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♪KOKI

by kokimix | 2006-12-25 23:10 | 旅行記
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