飛んだ!ひ・こーき!@森田浩貴の思うまま


アッという間に50なっちゃった( "゚ o゚")ドーシヨ
by kokimix
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【あんた、誰?】
東京都内で歌い手(専門はミュージカル)を営んでいる50前男です。時々司会・通訳もします(^^)
11月20日金曜日中目黒楽屋でライブを行います!みなさま良くご存じのスタンダードばかりを集めたプログラムです。バイオリンも共演!美味しいお料理で評判のお店に、ぜひお越し下さい!!
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アメリカ旅行記 2006 第一部 アトランタ編 4

* ある日、ダウンタウンに出て

FOXシアターという4000人以上はいると言う、大きな由緒ある劇場に行くことになった。もちろん劇場なので、出し物を見るためだ。演目は「美女と野獣」。

実はこの作品、数年前に某劇団と某放送局が共同出資で運営していたプレハブ劇場で見たのだが、その時の自分の感想がすこぶる悪く、まったく期待していなかったのだが…
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* 劇場に着くと

その重々しい外装・内装に驚かされる。もともとイスラム教寺院だったところにエジプト風の装飾を加えて劇場としたので、なんとなく全体的に千夜一夜物語の世界だ。劇場内の天井には満天の星空が広がり、バルコニー(2階席)だけで1000人を収容する大きさ。
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舞台下手には、パイプオルガンがあり、入場中の客を歓迎する音楽を軽やかに奏でている。

ふとオケピットを見ると、20人ぐらいのなかなかの規模のオケがスタンバイ中。これは期待できるかも…
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* この公演は

地元のFOXシアター保存会のような団体の公演なので、始まる前に挨拶がある。この劇場は何年か前に財政難による解体の危機を迎えたのだが、多数の著名・有名人の呼びかけで基金が発足され、今なお保存され使用されているのだ。

その下手の、プロセニの端っこでやたらと手を動かしながら汗をかいている40歳ぐらいの男性の姿が…手話通訳である。なかなか魅力的な男性で、彼をそのまま舞台に上げてもいいのでは、と思わせるような人物だったが、まさか本編にあれほど食い込んでくるとは…

* 本当の主役

さて、本編が始まった。主役のベルはまあまあの出来。ちょっと疲れていたように感じたが、そこは底力を見せた。男性二人:野獣とガストンはいい声の持ち主で、特に野獣を演じていた役者は、ナショナルツアーのレ・ミゼラブルでアンジョルラス役を演じていたと言うのをプロフィールで読んで、親近感が沸いた。

全体的によくまとまっていた。地元の子供たちなどをうまく使いながら、学芸会や文化祭ではない「プロの仕事」として十分鑑賞に堪えうるものだったことは間違いない。

しかし、真の主役は、先に紹介した手話通訳だった。先の男性に加え、新たに初老の女性が加わった。彼らは歌も含めて、すべての言葉をものすごいスピードで通訳していく。しかも、芝居つきで。日本では考えられないことだが、4000人収容の劇場で、薄いがちゃんと照明をもらって手話通訳をするなんてことがあるだろうか?

その二人の表情の豊かなこと。僕自身も中学のときに芸事の道を目指したときに、少し勉強しようと思って研究した時期がある。手話は相手がこちらの言っていることを聞こえないので、表情で補う必要がある。よって、手話を勉強すると、表情が豊かになると言うメソッドなのだ。

* 某劇団のプレハブ劇場で見た作品とは

似ても似つかぬ、素晴らしいものを見て、久しぶりにウルウルしてしまった。音楽の美しいこと、感動的なこと。ベタなんだけど、ベタなりに完成されていて、これぞおとぎばなしの決定版だ。

個人的に墨を付けるとすれば、照明の操作がイマイチだったかもしれない、あれだけの広さなのでコントロールは大変だろうが、ところどころ明るすぎるように感じたときがあった。特に最後の野獣→プリンスの際の照明はもっと暗いほうが、劇的な変身を演出できたのではないかと思うが…

某劇団バージョンを見て、ただの人形劇じゃん、とか思ってしまった自分の先入観(獅子王よりはいいけどね)を払拭するものだったことは間違いない。
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♪KOKI

by kokimix | 2006-10-10 10:21 | 旅行記
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