Andrea Bocelli / Amore
2006年 05月 10日

* …見直した!
以前彼の来日時に、スミ・ジョーと共演したオーチャードホールのコンサートを見て、すこぉしガッカリしたのだ。
その時は、何曲もデカイオペラアリア(あまり得意でない)を歌わされていて、気の毒ですらあった。特に「アイーダ」からの「清きアイーダ」などは、師匠:パヴァロッティに遠く及ばず、声量の無さを露呈してしまった感があった。その後のシューベルトの宗教曲でやっと持ち味の「デリケートさ」を取り戻したが。プログラムの後半だったため、僕の印象は悪いままコンサートは終わってしまった。
* 友人のオペラ歌手と
「やっぱり彼はサンレモ止まりの人(カンツォーネ専門の意)なのかもね~」などとつい口走ってしまった。サラ・ブライトマンとの仕事などは、とてもよくまとまっていたのに…いまだにCon te partiro(Time to say goodbye)は根強い人気がある。
その後、アニメ映画「キャメロット」のサントラで再度聞いたとき、「うん、この路線だよね」と思い直したのを覚えている。その曲はThe Prayer(セリーヌ・ディオンも同時にソロヴァージョンをレコーディングした)という曲だが、やがて彼女とデュエットすることになり、アカデミー賞受賞式で披露することになる。これが大当たりした。

* 今回のアルバムは
偶然聴いたのだが、その完成度の高さと(デヴィッド・フォスタープロデュース)と高らかな美声に完全に魅了された。ラインナップは、
1. Amapola
2. Besame Mucho
3. Les Feuilles Mortes (Autumn Leaves)
4. Mi Manchi - featuring Kenny G
5. Somos Novios (It's Impossible) - Duet with Christina Aguilera
6. Solamente Una Vez
7. Jurame
8. Pero Te Extrano
9. Canzoni Stonate - Featuring Stevie Wonder on harmonica and vocals
10. L'Appuntamento
11. Cuando Me Enamoro
12. Can't Help Falling In Love - Live At Lake Las Vegas
13. Because We Believe
14. Ama Credi E Vai (Because We Believe)
という、大変豪華な共演陣をで作り上げた、大ヴォーカルアルバムなのだ。
* なかでも、興味深いのが
イタリア人の彼に、わざわざスペイン語圏の歌:1、5、6などを歌わせていること。彼のくくりの中ではラブソングは各国共通ということなのだろう。12のライブ録音は、観客のうれしさが伝わってくるようで楽しい。
彼のこのアルバムでの歌唱を聞くと、ジョシュ・グローバンはまだガキだな、と思わざるを得ない。それくらいの出来だ。
* 実は何日か前に
テレビ番組「アメリカン・アイドル」で彼とデヴィッドを見てから、改めて彼らのすごさを再認識したところなのだ。彼らはコンテストの挑戦者たちに音楽の何たるかや心構えなどを手ほどきしたらしい。
いつだったか、デヴィッドが「スーパー・プロデューサー」とか言う企画で来日したときに、曲を持ってきた日本の作曲家に手厳しい指導をしていたのを思い出す。その日本人は、一応ひとまとまりの曲を持って行ったのだが、彼にバラバラに刻まれて、最終的には【違う曲】になってしまった…キビシーッ!!

* アメリカンアイドルの最後で
いつも特別講師のライブが1曲行われるのだが、そのときにアンドレアはBecause We Believeを歌った。不覚にも、画面を見ながらウルウルしてしまって、この短い時間でこの説得力は何だ!?と思ったのだ。
まだ48歳。ますます期待ができる人である。
♪KOKI
by kokimix | 2006-05-10 17:28 | 音楽 | Trackback | Comments(0)

