飛んだ!ひ・こーき!@森田浩貴の思うまま


アッという間に50なっちゃった( "゚ o゚")ドーシヨ
by kokimix
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【あんた、誰?】
東京都内で歌い手(専門はミュージカル)を営んでいる50前男です。時々司会・通訳もします(^^)
11月20日金曜日中目黒楽屋でライブを行います!みなさま良くご存じのスタンダードばかりを集めたプログラムです。バイオリンも共演!美味しいお料理で評判のお店に、ぜひお越し下さい!!
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タイ旅行記パート3

* いよいよ問題のザ・スパ・コ・サムイ

着いたはいいが、とにかく泊まるバンガローの位置がすこぶる不便である。

スキーのスーパー大回転なみの傾斜を誇る坂道が、延々と続いている。これを降りないと、まともに飯にもありつけないのだ。大変親切なことに、ルームサービスは行っていないらしい。そして40段を超える階段。

その日に必要なものを、とりあえず一揃い持ってガケ下へと降りていく。

転んだら、どうなるだろう?何か物を落としたら、見つからないな。部屋の鍵などは、直前まで安全なところに持っていないと危ないか…など、かなり余計なところまで心配する羽目となった。

* 相方のプログラム

「デトックス」、つまり「毒出し」なのだが、世界中には同じデトックスでも色々ある。
相方が友達から薦められてやろうとしているのは「絶食・断食」を含む食生活改善+ヨガや気功・瞑想などの精神的なケアを組み合わせたものだった。

このために彼は、3週間ぐらい前から「プリ・クレンジング」と称して、肉や魚(動物性たんぱく質)を摂取しないことを決めた…時々例外があったけど。

これはこのスパでは、毎日全員当たり前のように行われている。

スパの食堂は、何とかと言うレストラン業界誌の[世界の健康的レストラン50選]に選ばれたことがあるそうな。そりゃどーも。

とにかく徹底的に菜食で、たんぱく質として置いているのは一部の白身の魚と鶏肉だけ。あとは大豆タンパクや豆腐で補う。

でもさ、これってただの精進料理じゃない?日本人にしてみると何にも珍しくないんだけど。

でも、わざわざやって来ているヨーロッパ人たち(なぜかイギリス人がとても多かった)は「最先端の健康法」みたいに思っていたみたいだけど、田舎もんはこれだから困るね~

* 食生活の改善に加えて

大切なのが「洗浄:クレンジング」である。平たく言うと[浣腸]なのだが、なんと一回に10ℓぐらいのバケツに一杯のコーヒーとアップルサイダービネガーを希釈したものを使う。げ~~~~~

相方がこの作業をしている間、部屋を離れたのは言うまでも無い。

入所時に、フロントで説明ビデオを見ながら、在中の医師(何かペテン師ぽいオヤジ)と質疑応答がある。そのビデオでは、浣腸に使うバケツと管の扱い方や、トイレにはめて上に[インリンM字座り]が出来るようにするための巨大プラスチックボードのセットの仕方などを、懇切丁寧に「ジェスチャーを交えて」医師が教えてくれる。

この断食時には、どんな固形物も摂ってはいけない。摂って良いのは水、にんじんジュース、野菜のだし、スパから配られる健康ドリンクだけである。あとはサプリメントを一定の時間に飲む。

施設内に、僕のような部外者がいても全くかまわないのだが、はっきり言ってあまり気味の良いものではない。相方と食事に食堂へ行っても、相方は満足に食べられず、挙句の果てに「僕はどうせ食べられないから、行かない。疲れるし。」などと言い出す始末。

* レストランの食事は

まぁまぁかな。普通のタイ料理はそれなりに食べられた。僕は海老好きなので、海老の入った麺や焼き飯を注文することもあったが、一番おいしいと思ったのは自家製のパンだった。朝食時に初めて出てきて、うまいと思った。そのパンを使った[チキン・バーガー]というのもオツなお味でしたヨン。写真は野菜バーガー。
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メニューにミソ・スープと言うのがあって、味噌汁好きの相方が断食前に注文したのを一口食べたが、なんとまぁ薄味でだしの効いてない味噌汁。野菜が一杯入っているから、具沢山で良いんだけどね。こんな感じ。
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途中で相方が試したLEVER FLUSHなるものがあった。
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FLUSHとは「水を流して洗う;トイレを流す」といった意味なのだが、これによって肝臓の毒を出すと言うことらしい。

内容物の説明を見てビックリ!
僕はいりませんから。遠慮しまーす…C= C= C= C=┌(;・_・)┘
オレンジとライムのジュースに、オリーブオイルとニンニク、ショウガ、カイエンペッパーが入っている…オエッ!

* やはり、日本人でよかった

相方が断食中に飲んでいた「野菜のだし」と言う代物だが、これは日本人が思う「だし」の概念とは全く違うものだ。日本人のだしはあくまでも「干した魚貝」や「肉」+「野菜」のだしであって、ここで出されるだしとは明らかに違う。
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ここで提供してるだしは、ジャガイモの皮などをコトコト煮て作るもので、あくまでも「体の中をアルカリ性にするため」なのだそうだ。それが証拠に、プログラム参加者は、みなリトマス試験紙を最初に渡されて、それをペロッとなめて青かったら参加しても大丈夫、というルールめいたものがある。なんか子供だましっぽい。

しかも……これがとてもまずいのだ。

やっぱり最近の学者が言ってることは正しいと思う。日本食って世界のほかの国の食事よりもバランスが取れている。野菜と魚中心の食事で、時々肉を少し食べる。バランスよく。

味噌が塩分の摂りすぎに繋がると言うのも、最近段々伝説のようになってきている。味噌の塩分はただの食塩より、人体に対する影響が少ないことが分かってきたそうだ。そーれ、見ろ。

タイの島まで来て、そんなことに気付かされるとは…ね。

* そして、メンタル・トレーニング

これについて、僕はちょっとウルサイ。この3年近く太極拳を通じて気功をすでに勉強しているからだ。

スパには10人ほどのヨガのインストラクターと1人の気功(英語ではチゴンと発音する)のインストラクターがいる。気功の先生はサン・バオさんという50代の白人のおっさんで、中国などに勉強に出て、一応免許皆伝になったらしい。午後はウーロン茶の入れ方を教えるというクラスも持っている。これがまたヨーロッパ人達には人気があった。

なぜか?…ウーロン茶には砂糖が入らないから!なんちゃって。確かに油を落とすと言われているけどね。

彼のレッスンを一度だけ受けた。日本でやる気功のレッスンとそう変わらないが、言葉遣いが面白かった。たとえば丹田(気功で、気がたまったり、通過するポイント:通常へその指三本ぐらい下のところ)を"ENERGY GATE"なんて言ってみたり。

でも、はっきり言って目新しいことは何も無かった。ま、いいか。お金を取られたわけじゃないし。

スパには小さなプールがあって、みんなそこで身体を焼いたりできるのだが、そこのちょっとした広場のようなところで、ひとり黙々と太極拳や気功をやっていた時に、サン・バオ氏に目撃された。

* 相方はレッスンは受けずに

ひたすらマッサージにいそしんだ。でも、マッサージ師の数があまり多くないので、いつも予約が早い時間に一杯になってしまう。

「レッスン、受けないの?」と僕。
「食べてないから、元気が出ないんだよ」と相方。

そりゃそうだね。今まであんなに食べてたのに(コ・サメットで暴飲暴食の日々)、急に食べなくなったら、そりゃ元気は出ないかも。

しかも、やたらと急な坂道を、一日に最低2回は往復しなければならないので、それだけで彼は一杯一杯だった。

例のバケツは、プールの隣の金網が張ってある小屋に保管されていて、その度ごとに自分でとりに行くと言う仕組み。一日2回の浣腸だから、最低2回の往復と言うわけ。

* そして、浣腸、いやデトックスの3日目に

相方が泣き言を言い始めた。
「さっき食堂で会ったイギリス人の女の子がさぁ、部屋に蛇が出たって言ってるよぉ。ここもヤモリだらけだしぃ。こんなに部屋に帰ってくるのが大変だったら、もうバンコクに帰っちゃおうかなぁ…」

あれあれ?これが旅の目的だったのでは?それならそれでいいけど、僕は。

僕もこの不便さには飽き飽きしていたので、さっさと尻尾巻いてずらかっちゃおーぜ!
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* そして次の日の朝食後

「ねぇねぇ、さっきここを引き払おうと思ってフロントに行ったらさぁ、下のバンガローが空いたんだって。もうちょっとここにいようよ。ここより楽な場所なら、僕は我慢できると思う…」と相方。

え~~~バンコクに行くんじゃなかったのッ?なんだよ、それ~~~

ここで二人の間がかなり険悪になって、コ・サムイ滞在は続く…

♪KOKI
 

by kokimix | 2006-04-02 00:19 | 旅行記
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