飛んだ!ひ・こーき!@森田浩貴の思うまま


アッという間に50なっちゃった( "゚ o゚")ドーシヨ
by kokimix
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【あんた、誰?】
東京都内で歌い手(専門はミュージカル)を営んでいる50前男です。時々司会・通訳もします(^^)
11月20日金曜日中目黒楽屋でライブを行います!みなさま良くご存じのスタンダードばかりを集めたプログラムです。バイオリンも共演!美味しいお料理で評判のお店に、ぜひお越し下さい!!
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タイ旅行記パート2

* 日本を発ったとき

やたら東京は寒かった。確か離日の2月25日の最高気温は5度前後だったと記憶している。

それが、バンコクに着いたらなんと35度以上(夜10時半ぐらい)。この気温差は身体に応える。

と言うのも、今タイは暑期の真っ最中。一般に2月から5月が暑期で6月から9月が雨期、10月から1月が乾期と言われている。

日本の夏休みに、タイに遊びに行って「雨降りばかりでつまらなかった」なんていう経験のある人がいるかもしれないが、無理もないのだ。

一番最初にタイを訪れたとき(レ・ミゼラブルの公演中、名古屋と東京の間)に、ものすごく暑かったのを、よく覚えている。プーケットに行ったから、なおさらだ。

今回は、実際その日本の寒さがイヤで脱出を試みたので、文句を言うまい…でも、アツイ。

* コ・サメットのタプティムの一日
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まず朝起きると、メインバンガローで朝食。勿論ちゃんとした西洋式の朝食も摂れるし、頼めばお粥やタイ式のかなりヘビーなヤツ(あっちの人は朝から炒め物かけご飯とかをムシャムシャ食えるらしい、スゲッ)やら、フレンチ・トーストやパンケーキなどもある。

とりわけフルーツサラダの充実度と言ったらない!これだけで腹一杯になっちゃうくらい来て、たったのB60(¥180)。パイナップルとパパイヤとバナナとスイカ。

相方は、前項で登場のアリソンや他の人に「スイカは身体にいいらしいよ」と言われて、バリバリ食う。
写真はアリソンと相方(怪しいオヤジたち)。まだ、この頃は幸せだった…
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* そして午前中は

ビーチでくつろぐ時間。午後になると、ものすごく暑くなるので、午前中に日に当たったり、隣のビーチへ遠征へ。
写真は隣のビーチのバンガロー。
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僕はあまり焼きたくなかったので、しっかりサンブロックをしておいたが、相方は現地で買ったオリーブオイル100%を身体に塗って、ゴロリ。

後で見てみたら、垂れ下がったお肉とお肉の間が焼けてなくて、間抜けなパンダみたいになっている。しかも赤と白。これには大笑い。太ってる人間が日焼けをするとこうなるのか…

* そしてランチ。

昼飯はビーチの砂の上に置いてあるテーブルにパラソルを差してもらうか、近くに立っている別のバンガローで海を見ながら。もちろんパッタイ(タイ風焼きそば)やシーフード・チャーハン、炒め物かけご飯などを食べられる。
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前述の達人アリソンが教えてくれた、とっておきの昼食のメニューが「鶏のライススープ」。

つまりは鶏雑炊のことなのだが、これが美味い!アッサリしていて、思わず汁まで完食。
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また、アリソンは「『モーニング・グローリー』って言うのが、身体にいいらしいよ」と合い方に入れ知恵。

一般にモーニング・グローリーと英語で言うと「朝顔」のこと。確かに漢方の本を読んだときに、朝顔には利尿作用があると書いてあったっけ。

朝顔を直接食べたことは無かったが、よく見るとモーニング・グローリーは、いつも食べている「空心菜」にクリソツ。
理科の実験で育てた朝顔は、食べられそうな代物じゃなかったが…

よくこちらも調べてみると、空心菜も「ヒルガオ科」だそうだ。鉄分の補給に期待が出来る野菜として注目されているようだな…フムフム。

そして新たな事実!朝顔は「ヒルガオ科」なのだッ!勉強になったゼ。ネットって便利だね。

そして相方は、空心菜もバリバリ、食う。
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* それはともかく

午後は暑いので、ひたすらダラダラ。室内にいても良いけど、冷房にあたっているのもバカらしいので、みんな各バンガローの外に設置してあるテラスで過ごす人が多い。

ビーチで買ったサロン(万能布)などを広げて、テーブルクロス代わりにしたり、隣家への目隠しにしたり、あるいは自分ちとしての目印として広げて掛けて置いたり。
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リゾート地ではどこでもそうだが、ビーチでゴロゴロしていると、決まって現地の行商人が買ってくれそうなものを売りに来る。それも、絶妙なタイミングで。現地のケーナのような笛とかアクセサリーとか小さいカバンとかおやつのドーナツとか。

* 相方の買物魂が爆発

相方は、果たして何枚のサロンを買っただろう…?20枚ぐらいかなぁ?
「どうせ余ったら、お土産に人にあげちゃうんだし」と、一枚B200ぐらいのサロンをガンガン買っていく。

他の午後の過ごし方としては、マッサージがある。ビーチの砂の上に、直接シートのようなものを敷いて、その上でマッサージをしてもらうのだ。

アリソンが紹介してくれたお気に入りのマッサージ師:セラとセイマ(夫婦)にやってもらうのだが、この力加減が絶妙で、何度寝てしまったことだろう。もう[昇天]なのだ…

その横を、やはり行商のクレープ屋が立ち止まって商売をしている。…ムニャムニャ。

* そして夜

夕食は、やはりビーチ上のテーブルにオイルランタンの灯で。バーベキュースタンドがあり、シーフードでもスペアリブでも何でも頼めば焼いてくれる。

このときに、ちょっとしたブームだったのが「トーフのカレー炒め」。この[トーフ]とは[揚げ豆腐]をさすのだが、タイではなかなかの人気で、どこへ行っても食べられる。このカレー炒めはタイカレーではなく、ほぼ[そば屋のカレー]であった。

これは自分も作れるかも。今度やってみようと心に誓う。

また、ココナツシェイクの美味いこと!他でも頼んで試してみたが、タプティムのシェイクが一番おいしかった。パイナップルシェイクも捨てがたいが、ココナツ好きとしてはこちらを推したい。

* こんなことをしていては

本当に稽古が出来ないと思って、一応無理やり譜面を持ってテラスに上がるのだが、やはりダメ。鼻歌でメロディーをなぞるのが関の山。シャンソンやカンツォーネなども持っていったが、サラッと目を通しただけで、頭には入ってない。

出発前に共演したK.R.氏の「絶対、旅行中に勉強なんかしないって」という一言が頭をよぎる…くそぉ。
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* そうこうしているうちに

あっと言う間に一週間は経って、移動の日。それまでにタプティムでだった人々に別れを告げて、いざバンコクへまず帰る。コ・サメットからコ・サムイまでの直行便が存在しないからだ。

また3時間ほどの行程を経て、夜10時半ぐらいにコ・サムイ空港へ到着。空港からバンに揺られていざ今回の本当の目的地:ザ・スパ・コ・サムイへ。

30分ぐらいの後、なんだか山道のような私道のようなところを曲がりくねって、やっと着いた所は、バンガローが一軒ポツンとある場所。

* 僕らの寝床はどこ?

「へ?ここなの?聞いてた話と違う…」

最初の話では、やはりここもバンガローがいっぱい建っていて、その中のひとつに泊まるようなことだったからである。
手招きされるままに、荷物をゴルフカート(!)に乗せて、やおら動き始めると、なんとものすごい坂道をカートが昇り始めた。

「あ、なるほど。バンガローはこの上って訳ね。」

甘かった。上と言っても、どうせそこら辺だろうとタカをくくっていたのだが、しばらく行くと「降りろ」の指示。坂の途中で降りると、案内人は、真っ暗中を先へ先へと行ってしまう。慌てて後を追いかけると、長い階段が…

「えぇ”!これを昇るのぉっ?」それも、ゆうに40段はあろうかという長い階段をクネクネと上がって、やっとのことで僕らは次の住処に到着したわけである。

これには、さすがの相方にも泣きが入った。

「僕、喘息持ってるんだよぉ。こんなのムリ。何とかならないかなぁ。」

待って待って。

君が予約をして、このバンガローが良いって言ったんでしょ。山の中のほうが集中できるからって。

もう二人とも青息吐息で、さっさと寝床にもぐりこんだのでした…

これから始まる悲劇も知らずに…

♪KOKI 

by kokimix | 2006-03-31 23:15 | 旅行記
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